本ページはプロモーションが含まれています
子ども「テストで80点取れた」
親 「すごいね。今度は90点取ろうね」
何気ない一言です。日常生活でよく見かける一コマかもしれません。
しかしよく聞いてみると子どもの気持ちがう〜んと止まってしまうところがあります。
お気づきですか?
この親の答え、どこに子どもの意欲を削いでしまっているのかわかりますか?
ポイントはさらに上の目標を提示しすぎてしまったことです。
この言い方だと、子どもにとっては
「え、さらに10点も多く取らないといけないの⁈」と思ってしまうでしょう。
子供の心の声として、「私がここまで頑張ったことをわかって」 という思いがあります。
まずはその子どもの心の声に共感しなければ、 次に向けての子どもの学習意欲を上げることができないでしょう。
「子どもを誉める」といっても闇雲に、思い付いたままに褒めても
子どもの学習意欲は上がることはありません。
子どもの気持ちがどのような状態なのか?
褒めることがどういう意味があるのか?
という意味を親からも考えて褒めないと子どもの意欲が上がることは難しいでしょう
この記事では子どもが前向きに勉強に取り組むような褒める言葉を解説します。
\まずどのように勉強に気持ちを向かわせるか、親にできることは?/
勉強にやる気が出ない3つの理由 成績をあげる秘訣は環境と時間と?
親から褒められることによる効果はどんなものがある?
褒めることが大切ということは知っているかもしれませんが、
それが子どもにどのような効果になるでしょうか?
まず「褒める」ということもたらす効果を紹介します。
子どもを褒めることで学習への気持ちが前向きになり、子どもを褒めることで自己肯定感が育ちます。
親から褒められることで学習への気持ちが前向きになる
子どもを褒めることで「学習への気持ちが前向き」になります。
なぜなら子どもは一番身近な親から褒められたことにより「自分は認めらた」という気持ちを持つようになるからです。
このような褒められたい・認められたという思いを心理学では「承認欲求」と言います。
子どものやる気の成長は小さな褒められることの積み重ねによって生まれてくるのです。
それとは逆に子どもは自分がやったことを否定されると、とても不快な感情を抱くようになります。
時にやる気がまったくなくなってしまうような子どももいます。
本質的に子どもは認められたい、褒められたいという思い・欲求を持っています。
そして自分の一番身近な親に認められたい・褒められたいという思いを持っています。
子どもは褒められることで「自信」になります。
自信とは、自分なら何かを成し遂げるたとができる!という思いで、
そのために自分を信じることができる心理状態です。
そして学習に対しても前向きになりチャレンジをすることができるようになるのです。
\子どもに自信がつけば、自然と成績を上がってきます/
親から褒められることで自己肯定感が育つ
子どもを褒めることで自己肯定感が育ちます。
なぜなら、子どもはほめらることで「今まで自分がやってきたことは正しかったんだ」「自分では一所懸命やってきたけど親も認めてくれたんだ」という思いを持つようになり「自分を信じよう」という気持ちが生じます。
それが自己肯定感へと変わるのです。
つまりその結果が失敗であっても、親がその頑張った過程を褒めることで、頑張りそのものには肯定的な思いを持ち次回も頑張れるかなという気持ちがもてます。
自己肯定感を高く保つことができれば、自分にも他人にも優しくなるたとがができ、自分から主体となって活動するようになり、例えないか失敗しても前向きに捉えることができるようになるため、幸福感を感じることが多くなります。
子どもを褒めるタイミングはどんな時がいいのか?
子どもをいつ褒めるといいのかというと、
結論は「成果や結果を出した時(知った時)にすぐに」です。
このタイミングを適切に行うことで、子どものモチベーションは大きくプラスにはたらきます。
具体的には「徒競走で一番になった」「小テストで前回よりも良かった」ような時であり、子どもの良い行動をいかに見つけることができかが親のセンスともいえるでしょう。
もし良い行動したのを翌日に褒めても子どもは「今はもう他のこと考えているから…」と嬉しさも半減してしまいます。
逆にいうと子どものことを観察し、認めることができるかが子育てのセンスになってくるともいえます。
子どもを褒める時のポイント
子どものやる気を育てるためのポイントとして次の4つを心掛けるようにしましょう。
- 小さな成長を見逃さない
- できるに至った過程を褒める
- 具体的に称賛するポイントを伝える
- 子どもへの感謝も伝える
小さな成長を見逃さない
やる気を育てるためには褒める時に、小さな成長であっても見逃さないことです。
なぜなら、大人から見たら些細なことでも、子どもからすると大きな挑戦であ理、親から見てもらえているという気持ちが次の活動を前向きに行えるから。
日常生活で何気なくできたことでも褒めてもらうことで、これって価値があることなんだと生活習慣をよりよくしようという思いを持てます。
子どもなので心理的な波があり、全然やる気が起きないという日もあるでしょう。
そういう時に親から「がんばって最後までできたね」と声をかけてもらえると勇気が湧いてきます。
親としては継続的に子どもの成長を見届け、努力を認めるようにしていきましょう。
結果だけでなく過程を褒める
やる気を育てるためには褒める時に、結果だけでなく過程を褒めるようにしましょう。
なぜなら結果がどうであれ、本人が努力をした過程を褒めてもらうこと・挑戦したこと自体が大切だと思うようになるからです。
もし結果だけを見られて「一番すごいね」「レギュラーになれたの立派だね」という褒められ方をするとそうでない結果…それが2位だとしたら…それは価値がないものであると認識しています。
もちろん結果は子どもにとっての成果だから、褒めることは大切ですが、親としてはその背後にあった努力に焦点を当て、あんたの人生に不可欠なことであることを伝えていきましょう。
\こちらの記事では中学生の勉強時間について解説/
中学生がめざす1日の勉強時間(平日・休日・テスト前・中3受験前)
具体的に称賛するポイントを伝える
やる気を育てるためには褒める時に、具体的に称賛するポイントを伝えるようにしましょう。
なぜなら、子どもにとって納得できていない結果であっても、具体的にそこが素晴らしいという褒める言葉を聞くことで、自分のがんばりが認めれているような感情を持つことができるからです。
褒めるという行為は感情がともなって子どもも嬉しくなります。
しかし感情に流されるままただ「すごい」「がんばったね」と言われると自分のどこが良かったのかが曖昧のまま終わってしまいます。
子どものどこが良かったのか、それを褒めてもらうという経験から次にはどういう行動をすることがいいのか学習をすることができるのです。
子どもへの感謝も伝える
やる気を育てるためには褒める時に、子どもへの感謝を伝えましょう。
なぜなら例えば手伝いなどした時に感謝の言葉を伝えられることで家族で自分の存在を認められたように感じられるからです。
子どもは家族の中でいろいろな役割をしてくれるでしょう。
そのような子どもがしてくれたことには、親として家族として感謝しているという思いを素直に伝えるようにすることで子どもは無意識に社会生活の役割を学ぶことができるのです。
ちょっと注意! 子どものやる気を下げてしまう褒め方
子どもを褒めることで意欲を高めると解説してきましたが、こちらの5点に注意をしないと逆効果になります。ご注意ください。
- モノで気持ちを引く
- 言葉が抽象的すぎる
- 親の理想像を投影する
- 他の子どもと比較する
- 結果にばかり褒める
子どもはなぜ勉強をしなければならないのか?という問いを
したときの親の対応方法をまとめました。
モノで気持ちを引いて褒めると、子どもはやる気をなくしてしまう
モノで気持ちを引いて褒めると、子どもはやる気をなくしてしまいます。
なぜなら子どものやる気の長期的な成長につながらないからです。
おそらく「ご褒美」をもらうことで子どもは一時的にやる気を出し、
頑張ることができるかもしれません。
しかし目的がその「ご褒美」になってしまい、
長期的に自分のしたいことを努力すると言う気持ちが生まれにくくなります。
きっかけとしてモノで気持ちを上げることはできるかもしれませんが、
それが限定的であることを心に留めておきましょう。
「言葉が抽象的すぎると」と子どもはやる気をなくしてしまう
言葉が抽象的すぎると、子どもはやる気をなくしてしまいます。
なぜなら言葉が抽象的すぎると、褒めた内容そのものが子どもにわからなくなってしまうからです。
抽象すぎな褒め言葉とは「すごい」「上手」「偉いね」という言葉です。
これらの言葉だけを使っていると褒められている感は感じるものの「何に対して」褒めらているのかという実感を持つことができなくなります。
また年齢に相応しい褒め方も気にかけたいところで。
さりげないけれど、親は見ていて、あなたの努力は知っているよという言葉を伝えるよう意識してください。
「親の理想像を投影する」と子どもはやる気をなくしてしまう
親の理想像を投影すると子どもはやる気をなくしてしまいます。
なぜなら親の望む姿だけを目指し、常に親の顔色をうたがような心理状態になるからです。
それ結果として子どもの自信を奪い、生きることへの前向きさをなくしてしまいます。
「他の子どもと比較する」と子どもはやる気をなくしてしまう
他の子どもと比較すると、子どもはやる気をなくしてしまいます。
なぜなら他の子どもに勝ることが目的となってしまうからです。
子どもがやる気を出す最大の目標は厳しい状況でも努力をし、自分なりに頑張っていく方法を見つけることです。
しかし他人との比較を通した褒められ方をすると、子どもは他人に勝つことがいいことなのだという誤学習をしてしまいます。
そして結果的に劣等感や余計な競争意識を過度に持っている子どもになってしまいます。
「結果ばかり褒める」と子どもはやる気をなくしてしまう
結果ばかりに褒めると、子どもはやる気をなくしてしまいます。
なぜなら結果を出なければ褒めてもらえないという気持ちをストレスを感じさせてしまい、結果的にいい子を演じるような心理状態にしてしまうからです。
子どもの成し遂げた成果だけでなく過程も一緒に褒めることで失敗したとしても自信をなくさない、再びチャレンジをする気持ちになります。
【中学生】子どものやる気の育てる褒め方は?【小学生】:まとめ
子どもを褒めることによる効果として
- 学習への前向きな気持ち
- 自己肯定感
が育つことを解説しました。
そして褒めるポイントとして
- 小さな成長を見逃さない
- 結果だけでなく過程を褒める
- 具体的に称賛するポイントを伝える
- 子どもへの感謝も伝える
ということを意識するようにしましょう。
受験であってもスポーツでも子どもにやる気がないといい結果は望めません。
子どもを褒めながら、最大限のパフォーマンスが出るようにサポートしていきましょう。
\子どもによってはオンライン学習をすることでやる気以上の成績を残す子どもいます/