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お子様が気がついたら不登校に…ということに不安になっていませんか?
「このまま不登校が将来まで続くのか…」
「または学校に再び行きたいと思うようになるのか?」
「親としては不登校をそのように考えたらいいのか…」
「将来ニートになっちゃうのではないか?」
親として、どのように対応していけばいいのか「気持ちが焦ってしまう」でしょう。
親としては人並みに学校に行って、道にそれないように子育てをしてきたつもりです。
いざ子どもが学校に行きたがらないとなると「一体何が原因でそうなったのか」と親自身を責めたくなる気持ちも生じてきます。
この記事ではお子様が不登校を経験し、「その後」どのような生き方をしていくのか、これまでの事例を元に解説します。
知っていますか?
不登校になった子どもの心の内の声 将来への可能性を伸ばすためにはどう関わっていくのか
不登校経験者のその後は? (小学校・中学校)
小学校・中学校在籍中に不登校になってしまったらどのような途中経過があるでしょうか?
- 学校に復帰する
- 転校
- 在宅
不登校経験者のその後1 学校に復帰する
不登校後の経過として、しばらく登校しない状況が続きながらも、学校に復帰することができたという例があります。
この場合は新学期を機会に復帰するということが多いです。
このような場合はいじめや学級内の人間関係や学級担任との問題で不登校になっていたという原因があります。
担任の先生、学年主任の先生、スクールカウンセラーと話し合いを重ねていくことで事情を汲み取って、新学期に向けて登校できるよう配慮されます。
また教室への復帰は難しくても、保健室登校や別室投稿などの方法をとりながら出席日数をカウントしていくという方法もあります。
出席日数を確保することで内申点への影響も少なくさせることができます。
不登校経験者のその後2 転校する
不登校の経過としては転校することで、学校に再び行けるようになることがあります。
このような不登校の場合には中学から私立に進学したという時に起こります。
私立の学校に行き、そこでの学習のスピードやプレッシャーがストレスになり、不登校になってしまうことが背景にあるようです。
新しい学校の文化や人間関係がプレッシャーになっていることもあるのですね。
ただ首都圏だとこれの逆もあり、仲のいい友達が私立に行って公立学校で孤立したと言う例もあります。
このような不登校の場合は、地元の公立学校に転校することがきっかけで学校に復帰することができます。
転校をきっかけに、不登校を解消することもあります。
不登校経験者のその後3 在宅のまま
不登校のまま、小学校や中学校を卒業をすることができます。
小学校や中学校は義務教育です。
そして保護者は子どもに教育を受けさせる義務はあります。
しかし嫌がる子どもを無理やり「登校させて」教育させることはできません。
日本の小学校・中学校では留年や落第をさせるということはほとんどありませんが、中学校では「出席日数が重要」という考え方はあります。
学校に登校した日数が高校進学のための調査書に記入されるからです。
高校側もこの中学時代の出席日数を入学させるかどうかの資料とします。
気になりませんか? タブレット学習が教科の苦手意識をどのように克服する仕組み。
不登校だと将来ニート?
不登校だと将来ニートになるのか?
たしかに理由はどうであれ、小学校や中学校に登校できなかったから「大人になったらニートになってしまう」のではないかという心配はあるでしょう。
不登校経験者だからといって必ずニートになるということはありません。
本人の心構えや努力によって、自分のやりたい道に進んでいる人が多くいます。
むしろ不登校という経験を通うじて、自分に好きなこと・嫌いなことや自分が将来やってみたいことを真剣に考え、自分の思う進路を見つけ、それに向けて努力する心構えを持っています。
とは言っても、もし大学に行きたいと思い希望したとしても、そのための学力がないと入学をすることはできません。
不登校という形で学校に行っていないものの、自分に合うかたちで学力をつけようと気づかせてあげるのがポイントです。
発達障害から不登校になるという例もあります。
その時の子どもの心理状態を解説。
>ADHDから不登校 家族ができる5つの支援を紹介
不登校になりやすい家庭の特徴には?
子どもが不登校になってしまったら、家庭が一丸となって問題解決していくことが不可欠です。
ベストな家庭とは?決めることはできませんが、不登校になる家庭には、親子関係にどこか歪みがあると言われています。
不登校になりやすい家庭には「子どもとの関わり方」に次のような特徴があります。
- 子どもに感情的に接する。
- 子どもを甘やかしすぎる。
- 子どものやることに何でも口を出す。
- 子どもへの関心がほとんどない。
難しいところですが、子どもに対して一方的なコミュニケーションになっているという特徴があります。
子どもと関わるうえで、子どもが「どのようなことを考えているのか」、糸を紡ぐように、丁寧に聞く力が必要なのでしょう。
知っていますか? 勉強へのやる気が出ない …… 子どもにやる気を引き出す4つの問いかけ。
不登校経験者のその後の調査データ
上に挙げたのは小学校・中学校までの状況です。
では不登校経験者が大人になったらどのような道に進むでしょうか?
事例としての調査データがあるので紹介します。
22才/女性/地域:福島県
中一の夏から不登校。図書館に通い、料理をしたり、PCで絵を描いてみたり、のんびり過ごす。
大人のゴスペルサークルを見学、誘われて中二の夏から本格的に参加、県外のワークショップ、大きなコンサートなど、楽しんでいた。
中三の夏、学校から定時制高校の見学会に誘われ、受験を決意。
マイペースマンツーマンの良心的な塾教師と出会い、英数のみ学習。
中学教師指導の論文を受験前夜、あっぱれにも全部書き直し合格。定時制卒業後には洋楽つながりか英文科短大に進学。
現在は広告代理店に勤務、不況の中、公私ともに奮闘中。
(19才)/男性/地域:愛媛県
小1の2学期から中学卒業まで1日も登校せず、ホームエデュケーションで育つ。
中学卒業後の進路としてクロンララスクールのホームベイスドエデュケーションプログラムに登録。
4年間で卒業を目標に、現在3年目。
同時にアルバイトとして新聞配達を始め現在も続けている。
07年から居場所のプロジェクトでクッキーの販売を始めた。
26才/男性/地域:埼玉県
不登校前から居場所・フリースクールのイベントに参加していたので、自然にフリースクールに関わるようになった。
中卒の2年後、通信制高校入学、りんごの木にも在籍。2浪して、大学進学。現在、体育学科4年生。
27才/男性/地域:東京都
小学4年から学校に行かなくなり、中学、高校をまったく通わずにすごす。
14才の時、フリースペースへ通う。17才からコンビニでアルバイト。18才から千葉県子ども人権条約条例を実現する会、子どもと親のサポートセンター(教育委員会の出先機関)で働く。
20才の時、不登校関係のNPOを設立。同副委員長。
フリースペースでボランティアをしながらフリーター。24才、フリースクールの訪問スタッフを開始。25才、フリースクールの常勤スタッフ。
30才/男性/地域:東京都
福島より転居にて茨城県へ。その後91年10月よりフリースクールへ。1998年3月退会。
アルバイトや雑誌づくりを経験ののち、1999年からフリースクールの大学部の学生に。2005年在学中から出版社の立上げに参加。2008年3月、フリースクールの大学部修了。現在、出版社社員。
25歳/男性/地域:東京都
1995年~2002年までフリースクールに所属。
フリースクールに在籍しながら、1999年に高校に行き、翌年にその高校をやめる。
2001年に大検を取り、2002年にフリースクールを退会。2002年の8月から12月まで、デンマークのフォルケホイスコーレに行った。
2006年に別のフォルケホイスコーレに行っていた。2007年から2009年まで、NHKの携帯コンテンツの作成や、Webにアップするものの作成などをしていた。
27才/女性/地域:千葉県
高校へは行かず15歳からアルバイト。海外放浪。
英検、運転免許、ホームヘルパー、大検など各種資格取得。いろいろなアルバイトや不登校関係の仕事を経験。
24才で大学入学。育児をしながら、現在大学のネット学習で勉強中。
29才/女性/地域:埼玉県
高校2年の5月に学校を休み出す。卒業後、文系の専門学校に9ヶ月通うが、中退。その後いろいろなバイトを転々とし、2年後夜間の短大へ入学し、卒業。その後は父親の友人の会社に就職が決まっていたが、社風が合わず退社。後はバイト、派遣を2年ほど転々とし、ようやく条件が合う事務派遣の仕事に就き、4年勤務したが、2009年1月に体調を崩し、3月に退社。現在療養中。
不登校の間にできることを考える
これらの例のように不登校経験がありながらも、自ら努力を進路を見つけられる例が多くあります。
不登校であったということを振り返ったこのような思いも紹介します。
しかし不登校経験ということが心に引っ掛かりを残すこともあります。
「学校に対する苦手意識が付いてしまった」こともあり、行きたい大学には現役で合格できなかったという例もあります。
卒業後半年くらいはアルバイトばかり行い、その期間はほとんど勉強をしない状態が続きます。
実質フリーターの状態で、楽しくはあったのですが、一方で、高校の同級生と話すと大学生活を楽しんでいる様子が伝わってきました。そして、私は改めて「大学に行きたい」と思うようになり、秋頃から猛勉強を開始しました。
不登校だったことについて、卒業後もしばらくは思い悩む時期があり、また受験勉強は周囲と比べて遅れもありました。
その遅れを取り戻すために塾に通い始めて、夜は塾の自習室で遅くまで残って、受験に備えました。
結果、浪人一年目で志望校の大学に入学することができ、その後も無事に就職をして現在に至ります。
このように不登校ではあるけど、勉強をやっておけばよかったなと振り返っています。
不登校を経験した私の事例:その後の勉強や進路について
不登校 今できることは?
不登校の心理状態を考えると、まずは十分な休養が必要です。
そこからは学校に復帰することを考えるのか、もっと自分の生き方について考えるのか、そこは人それぞれだと思います。
学校に行くということで得られるものも色々あります。
- 勉強
- 学校行事
- 部活動
- 友達との時間
ただこれらの経験が得られなかったことをマイナスだけに捉えずに、その子にとって、じっくりと生き方を考える時間になったと思うようにしてみではいかがでしょう?
親にできることして「本人とたくさん話をして、互いに理解し合う」ことができます。
ずっと子どもだと思っていたけれど、思っている以上に心身ともに大人になっています。
子どもの将来を考えると「学力をつけておくこと」は決して損にはなりません。
上で挙げた事例のように「大学に行きたい」(進学)と思うような子どもはかなりいます。
ただ不登校期間があったために、学校に通えていた子どもよりも遠回りをしてしまうことが多いようです。
大学に入ることで専門性を身につけることができ、将来したい仕事への第一歩へと近づく確率がぐっと広がります。
学校には行かなくても「学力をサポートする」ことで、子どもの人生の可能性が全然変わってくるのです。
現在ではオンライン家庭教師やタブレット学習など家にいながらも学力を高める手法が手軽に手に入ります。
子どもの気持ちが勉強に向かうタイミングがあれば、可能性を広げるためにもの勉強についていけるような支援をすればいいのです。
タブレット学習を取り入れることで勉強がわかる。
遅れを取り戻し進路が広がる。そして人生が変わるかもしれません。
まとめ
不登校経験者のその後として解説をしました。
社会に戻るまでには人それぞれで比較的早い人もいるれば、時間がかかってしまうという人もいます。
ただ不登校という時間の間に自分の生き方を考えながら「今何をすればいいのか」と問い詰めることができます。
不登校経験をもとにNPOなどで社会還元をしているもの人もいます。
子どもが不登校になった時にできることは将来に向けてのサポートです。
今はオンラインを通じて、これまでではできなかったことも教育や課外活動もできる時代になりました。
子どもの良さを伸ばせるよう支援をしていきましょう。
タブレット学習を行うことで、学習の遅れを取り戻せる。だから自信がもう一度湧いてくる。