定期テストが明日というのに何も勉強が進んでいないとなると焦ってしまいませんか?
親からすると今日まで何をやっていたんだ!とつっこみたくなります。
ただ親としても叱って状況は好転することはありません。

まずは何も勉強していない時の前日の心構えに
- 全部は狙わない。取れそうところだけとる
- 徹夜しない、翌日の朝は早めに起きる
- 次回の大まかな準備を計画すると心に決める
自分の子どももこのような時がありましたので、基本的には諦めざるえないところです。
しかし、傷をできるだけ大きく広げないようにすることが大切です。
そこで「突貫勉強」方法として以下の3つを解説します。
そして突貫勉強方法は
- テスト範囲の教科書を3回「声に出して」読む(全教科)
- 漢字は一通り書く(国語)
- 数学は計算問題を一通りやる(数学)
さてこれらの方法を詳しく解説します。
テスト前日の心構え

そもそもテスト前日になって勉強をしきっていないところに問題があります。
テストの目的は学んだことを点数に結びつけるだけでなく、教科を通じて物事をどう学ぶのか大切。
現在の状況はその準備が全くできていないことを考えると、次回以降立て直していくことが必要です。
そう考えると高いレベルで点数を取るということは現実的ではありません。
確実にとれるところをとり、傷を最小限に留めるという戦略が中心になるでしょう。
1 全部をねらわない、取れそうとこだけとる
基本的な考え方として満点をねらうのは厳しいでしょう。
それでも教科書を読み、ノートを見返していくことで出そうな所や先生が大事ですというところに当たりを付けられます。
ポイントはいかに効率的に内容を覚えていくかです。
そう考えると2回3回読んだけれども分からないところは、思い切って切っていく覚悟が必要。
いわゆる知識を問う問題は、前日の勉強でも覚えて点数に結びつけられます。
確実に点数を稼げるところを見極めてそこを重点的に覚えることが大切です。
2 徹夜しない、翌日の朝は早めに起きる
テスト前日の心構えとして徹夜をしない、そして翌日の朝は早めに起きて内容の確認することを意識しましょう。
何故かと言うと徹夜で覚えたものはほとんど脳の中に定着しないからです。
逆に疲労だけが蓄積し、本番での集中力や体力に悪影響を及ぼしかねません。
ポイントは寝る時間を決めその時間までは精一杯に前日対策を集中して取り組むことです。
そして翌日の朝は少し早めに起きると良いでしょう。
前日に覚えた内容がうろ覚えなことがあっても朝内容を確認していくことでそれらははっきりとしてきます。
暗記する時には短期間のインターバルで覚えるの効果的です。
この解説では前日の勉強なのでそこに焦点を当てると、睡眠を挟んだ上で「思い出す」というプロセスを入れていきましょう。
そうすることで短期間でもある程度の内容を覚えられますよ。
3 次回の大まかな準備を計画すると心に決める

「喉元過ぎれば熱さ忘れる」ということわざがあります。
このような状況にもそれが当てはまるでしょう。
テストが終わったらついつい安心してしまいがちです。
しかしこのようなことを繰り返さないということを肝に銘じます。
テストが終わったその晩から、次にどのような勉強計画していくかすぐに立てましょう。
安心している間に痛みは忘れて、また同じ過ちを繰り返しかねません。
テスト前日の突貫勉強方法
以下テスト前日の突貫勉強法を紹介します。
これらはお勧めできるものではありませんが緊急対策的に2やれる勉強法です。
テスト範囲の教科書を3回「声に出して」読む
テストの基本は教科書の内容です。
まずは基本に忠実に教科書の音読をしましょう。
それも声に出してです。
なぜかと言うと目で流して読むだけでは、教科書の内容がほとんど入らないからです。
音読しても一回ではなんとなくしかわからないこともあります。
時間がないのは承知ですが3回音読できれば内容が頭に入ってきます。
特に英語はテキストの流れが頭に入っていないと、テストで何が聞かれているのか全く分かりません。
本来ならば文法や単語などやることが他にも多くありますが、英文の音読をやることがおすすめなのです。
漢字は一通り書く
国語の漢字も短期間の学習で点が取れる分野です。
やれば点数の取れる所は確実に取るのが前日の戦略。
まずは読み方見て、一通り書いてみます。
そしてできなかったものだけ抽出して繰り返し覚えるようにしましょう。
抽出した漢字を朝勉に取り入れることで、なんとかテストまで乗り切流ことができます。
数学は計算問題を一通りやる

数学に関しても計算問題を一通りやるのが前日の対策です。
やる範囲は単元最初の方の基礎的な問題を重点的に行いましょう。
前日レベルでの学習では複雑な計算や思考力を問う問題までは手が回りづらいと予想されます。
そのような計算や思考力を問う問題は思い切って捨てる覚悟が必要。
もちろん数学は得意で前日学習でも全然オッケーという方は挑戦してもいいと思います。
ただ思考問題は小さなステップの積み重ねで解けるという構造になっているので、中途半端に勉強しても得点に結びつけるのは至難の技。
あなたが定期テストで目指す目標は?
定期テストの準備が全くできなかったということは、おそらく目標がはっきりしていないと考えられます。
まだテストが返却されずに不安な気持ちで待っているでしょう。
しかし今は待っている場合ではありません。
現実的に次の定期テストで目指せる目標を決めることが先決です。
もちろんモチベーションを高めるために何か達成したらご褒美があるというのも効果があります。
次回以降にどう準備するか?
目標が決まったら次に具体的にどのように勉強やるかを決定しましょう。
おそらく今回勉強が全然できていないのはどのように計算を練習するのか、問題を解いていくのか、といった基本的な勉強方法が分かっていないと考えられます。
例えば数学であれば計算問題が一通りできれば力がつくということはありません。
同じ問題であっても繰り返しやり数学の地力がなければ、制限時間内で磨いても計算ミスが多発します。
英語であれば教科書の音読を繰り返しやっていないと、微妙な表現の違いに対応すできません。
とはいってもいきなり正しい勉強法で長い時間集中するのは難しいと思われます。
まずはリビングルームで親の目の届く範囲で1時間集中して勉強ができるところから目指してはいかがでしょうか?
勉強習慣がついているのか?
前日までに勉強が全然できていないということの根本の原因に勉強習慣がついていないことがあります。
小学校までなんとなく覚えればできていた勉強も、中学生になると計画的に進めなければ力になりません。
これを子供一人で勉強習慣を身につけるというのは少し荷が重いでしょう。
そのような時にオススメなのが家庭教師です。
家庭教師って家に来て勉強を教えてくれる人ですか?
家庭教師といっても現在はオンライン化が進んでいます。
講師の交通費や貸し代を用意する必要はありません。
そして何よりも「分かりやすく教えてくれる人」という機能だけでなく、コーチング機能を持っている家庭教師が現在人気です。
コーチングとは勉強のやり方、目標設定、フィードバック、モチベーションの維持など学習習慣を定着するために必要なサポートをします。
家庭教師と言うと先生のように一方的に教わるものというイメージもあるかもしれません。
コーチングになることによって子どもが主体的に勉強をする体制作りをします。
学習習慣を身につけるということに重きを置くなら家庭教師がおすすめなのです。

まとめ
前日まで勉強していなくて「やばい」と思う時の心構えと対応方法を紹介しました。
明日がテストそんな時の心構えは
・取れそうとこだけとる
・徹夜しない、翌日の朝は早めに起きる
・次回の大まかな準備を計画すると心に決める
そして突貫勉強方法は
・テスト範囲の教科書を3回「声に出して」読む
・漢字は一通り書く
・数学は計算問題を一通りやる
となります。
前日まで準備ができていないというのは何よりも勉強習慣が身についていないことに原因があります。
自分から勉強できるようにサポートしてお子さんの成績を上げていきましょう。