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なぜ家庭学習で集中が切れる? 集中力を高める7つの方法

中学に入学してから、家庭学習も定着してきましたか?

ふと今日もがんばっているかな?と見るとスマホに夢中になっていた。

子どもも勉強をがんばろう!という気持ちはあるけれど、集中力に欠けている……

もし同じ時間、勉強をしたとしても「集中した3時間」「そうでない3時間」を比べれば、そこから生まれる差は、私たちの想像以上に大きなものでしょう。

考えてみてください。

仮に中学1年から勉強を本格スタート。
でも勉強に集中できずに、毎日の学習で1時間無駄に過ごしたとします。
トータルの勉強損失時間は約1100時間にものぼります。
1日の勉強時間を3時間と仮定すれば、中学3年間で約1年ぶんの勉強時間を無駄にしたと言えるのです。

この差をどう捉えればいいのでしょう?

もし、あなたが勉強方法の問題点を見つけ、集中できるようになり日々の学習に取り組むことができれば、志望する高校に行く確率は相当高まるでしょう。

それだけではありません。

これからの「学び」は生涯学習といい、自分の人生を通じて学びを続けていきます。

つまりあらゆる場面で意識を集中させ能率的に自分のスキルを高めることが不可欠なのです。

どうでしょう? 今あなたが集中して取り組めるようになれば
あなたは大きく変われるのです。

では今、集中できないその理由はどこにあるのでしょう?

学習に集中できない理由として次の7つが挙げられています。

  1. 周囲の環境
  2. 計画性がない
  3. 目的がはっきりしていない
  4. ながら作業している
  5. 作業量が多すぎている
  6. 習慣化されていない
  7. 保護者の干渉が多すぎる
  8. そして発達障害 ADHD の可能性

では「集中が続かない7つの理由」を解説し、
そして「集中して勉強するための5ポイント」を紹介します。

目次

集中が続かないのはなぜ? 気持ちが切れる7つの要因

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勉強への集中力が続かないのはなぜでしょう?
勉強中に気が散ってしまう要因として次の7つの要因があります。

  1. 周囲の環境
  2. 計画性がない
  3. 目的がはっきりしていない
  4. ながら作業をしている
  5. 作業量が多すぎている
  6. 習慣化されていない
  7. 保護者の干渉が多すぎる
  8. (そして発達障害 ADHD の可能性)

集中しづらい環境ではありませんか?

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家庭学習に集中できないのは環境に課題があります。

この場合の環境は、机の周り・ 書類の整理・部屋の清潔さ・音の環境・空気のフレッシュさなどが該当します。

なぜなら、学習に集中するには学習に必要なものだけがある環境が必要だからです。


もし自分の勉強机の上にスマホがあったり、趣味の雑誌があったりしても勉強に集中できますか?

このような環境では集中力を発揮できません。気持ちが学習に向かったとしてもスマートフォンに手が伸びてしまったり、時おりくる「お知らせ」に気持ちが奪われたりするでしょう。

これは机上の整理だけではありません。

部屋の環境も同様です。今必要な参考書を見る必要があるとなった時にあなたの子どもはすぐに参考書を取り出せるようにしていますか?

提出物を持って行かなければなりませんが、プリントに埋もれていませんか?

部屋をきれいにしようという視点だけではなく、必要なものがすぐに使える状態にするという視点での物の整理整頓は学習効果を大いに高めます。

家庭学習に集中できないのは環境に課題があります。

集中が途切れてしまうのは計画性の問題あり?

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集中力が途中で途切れてしまうのには十分な計画がないからです。

計画とはその日の勉強をどれだけやるのか、そしてどの方向に向かっていくのかという行動の目安とも言えます。

計画があることで、子供はそれをなんとか成し遂げようと自分の気持ちに働きかけるから計画は大切なのです。
もしその日の勉強を計画しないで机に向かったとします。

「なんか数学苦手だからもなしやろかな・・・」そのような気分で勉強を始めても効果が上がりません。勉強というのは自分の課題に対しそれを克服するためにやる。

例えば同じ数学でも計算ミスが多いことに対策する勉強と思考力のパターンを覚えていく勉強では対策方法が全く異なるでしょう。

さらに言うと計算ミスが多いという問題でも、正確性の問題か・速さの問題かによって勉強で意識すべきことが違ってきます。

この点を考えると、どのような方向で勉強を進めていくのか、例えば合計400点を超える方向なのか、まずは平均点を超えていく目標なのか勉強の目標を決めることが大切でしょう。

集中力が途中で途切れてしまうのには十分な計画がないからです。

作業量が多すぎている

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勉強で集中力をつけるのは最適な学習量ではないからです。

最適な学習量とは人によって異なりますが、学習量が多すぎると本人の気持ちはついていくことが難しいでしょう。

考えなければならないことに、1日の使える時間が有限でありそれをいかに効率的に使うかということ。勉強なので、睡眠時間を削ってまで勉強時間にすることはお勧めしません。

睡眠時間まで削ってしまうと、学校に入ってからの授業に取り組む余力や、同時に行う家庭学習のクオリティが低下します。

現実的には、12時までには家庭学習を終わらせ睡眠をとるように学習量を設定することがポイントです。

睡眠時間を削ってまでの家庭学習の取り組み方は結果として集中力を欠いてしまいます。

勉強で集中力をつけるのは最適な学習量ではないからです。

学習に集中できないのは「ながら作業」をしている

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学習に集中できないのは音楽を聴いたり、ラジオを聴いたりしながら勉強をしているからです。

なぜなら勉強以外の情報が耳に入ったり目に入ったりしていくことで勉強に対する関心が低下するからです。

特に思考力を問うような問題、例えば数学の文章問題や英語の翻訳などは他の情報があると全く向上しません。

今一度振り返ってみてください。
勉強以外のことが身の回りにありますか?
そのような学習から脱却していくところから、学習への集中を高めることにチャレンジしましょう。

学習に集中できないのは音楽を聴いたり、ラジオを聴いたりしながら勉強をしているからです。

家庭学習が習慣化されていない

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家庭学習で集中力が切れるのは学ぶことがまだ習慣化されていないからです。

習慣化とは、朝起きたら顔を洗い、着替えながら「次はコーヒーをいれよう」と考えるというように、無意識に行動や思考を繰り返す状態になることです。

つまり習慣化されていないということは1つ1つの行動を考えながらしているということです。

もし習慣化できていれば、途中で他の事を「してしまう」もしくは「してしまいたい」という思考へのハードルを下げられます。

学習が習慣化できていれば、問題集を開く音読をするといった流れが自然にできてしまうのです。
このような状態になれば、自然に学力は向上していきます。

振り返ってみてください。

お子さんが自分から勉強するようになっていますか?
もし保護者の働きかけがまだまだ必要だと思うのだったら、学習習慣に課題があるといえるでしょう。

家庭学習で集中力が切れるのは学ぶことがまだ習慣化されていないからです。

保護者の干渉が多すぎる

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家庭学習で集中し切れないのには、保護者の干渉が多すぎるというのも考えてください。

なぜなら子どもが自分の学習に集中して取り組んでいる時に、第三者の視点が保護者であれ入るのは気持ちを削がれることになるからです。
保護者として学習の進捗がどのようになっているか心配かは分かります。

お腹空いてるだろうと声をかけて見たくなる気持ちも理解できます。

しかし子どもは今自分が置かなければならない問題を必死に考えてるところでそのような外部からの声掛けは、集中遅く刺激にしかなりません。

留意したいのは子どもをまったく自由にやらせるというのではありません。集中しているだろう気持ちが向かっているだろうそんな時間帯に関してはその気持ちを尊重していくことです。

家庭学習で集中し切れないのには、保護者の干渉が多すぎるというのも考えてください。

追加:そして発達障害 ADHD の可能性

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お子さんが学習に集中できない可能性として発達障害 ADHD の可能性があります。

ADHD とは注意欠如多動性障害と言います。

一つの物事に集中できない、すぐ他の事に気がいってしまう、体がいつも動いてしまうといった特徴があり、これらは脳の機能障害から来ていると言われているのです。

もしお子様が ADHD またはその傾向が強いとなると、また別の対応が必要かもしれません。

ポイントとしては、本人は努力しているにもかかわらずその結果がでないという点です。

このような背景のもと家庭学習に集中できないことが多いのです。
ではどのようなことを心がけていけば家庭学習に集中できるのでしょうか?

お子さんが学習に集中できない可能性として発達障害 ADHD の可能性があります。

集中力を高めるための7つのコツ

集中力を高めるといっても「気持ちだけで頑張ってやる」だけでは学習会の気持ちは途切れてしまいます。
ではどのように家庭学習会の気持ちを向かせていけばいいのでしょうか?
こちらにはそのための7つのコツを紹介します。

集中力を高めるためには質の良い睡眠を確保する

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家庭学習で集中力を高めるためには「質の良い睡眠」を確保しましょう。

なぜなら睡眠不足の状態で学習しても、脳が効率的に働くことがなく本番で解答する時も正しく再現することが難しいからです。

良い睡眠時間を確保するためには次の方法があります。

  1. 寝る時間を決めてから学習計画を立てる。
  2. 朝活をおこなう。
  3. 途中で仮眠を入れる。

このような方法を用いることで睡眠不足の状態から解消できます。

❶の「寝る時間を決めてから学習計画を立てる」という点で言うと、今日は何時まで勉強をする、それ以上はやらないと決めておくのがポイント。

このように事前に決めておくことで学習1つ1つの質もあげることが必要になりますね。

集中力を高めるためには休憩と活動を適切に組み合わせる

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集中力を高めるためには休憩と活動を程よく組み合わせることが必要です。

なぜなら誰もが無制限に気持ちを集中して勉強をおこなうことは難しいからです。

皆さんはポモドーロ・テクニックをご存知ですか?

ポモドーロ・テクニックとは「25分の活動5分の休憩を組み合わせて行う時間管理」の手法です。
これが家庭学習にもちょうど合うのです。

25分と言うとちょうど50分授業の半分。学校の授業ペースに最も近い感覚があります。

誰しも気持ちがのって集中し始めてるとなるといわゆる「過集中」の状態になって1時間でも2時間でもやれてしまうように思えてしまいます。確かにそのような状態では勉強が驚くほど進みます。

しかしトータルで考えた時の学習の進捗で考えると、体の中に休める時間を確保しその中で再び活動を進めるこのリズム感が本当に重要です。

ポモドーロテクニックは丁度この体内のリズムと相性がいいので取り入れてみると学習への集中が高まることが実感できます。

集中力を高めるためには部屋の温度は気持ち低め

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集中力を高めるためには部屋の温度を気持ち低めにします。

部屋の温度を快適温度よりも2•3度くらい下げておくと集中力をもっとも維持できます。

反対に部屋の温度が高いと頭がぼーとなり集中力を維持することが難しくなります。

同時に部屋にはフレッシュな空気が循環できる状態にしましょう。

定期的な換気を心がけ新鮮な空気を取ることで学習会の集中力を高められます。

集中力を高めるためには満腹にしない

person holding burger

家庭学習での集中力を高めるためには、腹を満腹にしないことがポイントです。

集中力を維持するためにも食習慣からコントロールすることが大切。

みなさん経験的にわかるかと思いますが、腹が満腹だと脳を活性化し力を発揮することはできません。

満腹になると血糖値が上昇し、体内のインスリンの分泌が追いつかなくなります。

そのことで脳に行くべきブドウ糖が行かなくなり眠気が生じるのです。

食習慣として、満腹にならない程度に食事を切りあげることが必要です。

家庭学習で集中するために目標を細分化する

three men sitting while using laptops and watching man beside whiteboard

家庭学習で集中するためには曖昧な目標ではなく、具体的に分かる目標を決めることが必要です。

なぜなら目標が大きなままだと具体的に何をしていいのか、どの方向に向かって勉強を進めればいいのか分からなくなってしまうからです。

目標に向かって学習を進めるために大きな目標は不可欠です。

  • 例えばまるまる高校に合格したい。
  • 定期テストで400点とりたい。
  • 学年の順位で10位以内に入りたい。

これらの目標は勉強する上での大きな原動力になります。
しかし想像してください。
このような目標があるだけで具体的な行動をあなたはイメージできますか? 大きな目標だけでは気持ちが空回りしてしまいます。

目標を具体的に迫るためにはさらに細分化していくことが必要なのです。

  1. ポイントとして1日の学習量
  2. 問題集をやった時の教科ごとの正答率
  3. 問題集を周回させた数

様々な要素を目標として設定できるでしょう。

大切なことは、1週間単位や1日単位でもいいのでこれらの目標を設定しながら学習を進めていくことです。
その中で現状を正しく分析するということが必要になってくるでしょう。
そのような場合にはコーチング等を活用し、できるだけ客観的に自分の学習ペースを維持させていきます。

家庭学習で集中力を高めるためには余計なものをおかない

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家庭学習で集中力を高めるためには、周りに余計なものを置かない環境づくりが大切です。

なぜなら視覚刺激というものは目に入った瞬間、学習以外の行動を引き起こすトリガーになるからです。

出来る限りスマホやタブレットなど学習の妨げになるデバイスを目に入らないようにする工夫も必要です。
同時に物を整理しとく習慣もつけておきましょう。

これは何も部屋をきれいにしておくということではありません。
(清潔な方が学習効率は上がりますけれど・・・)

必要なものがすぐに取り出せる、見たいものが瞬時にどこにあるかわかるそのような構成を心がけるのです。

家庭学習で集中力を高めるためには助言者が必要

家庭学習で集中力を高めるためには助言者が必要です。

学習というのはとても孤独なものです。その孤独に耐えられるメンタルがあればいいのですが、そう簡単ではありません。

日によって流されてしまったり、オーバーワークになってしまったりすることがあるでしょう。

集中力を維持した学習をするためにも助言者がいると学習は効果的に進められます。

ではそのような助言者をどのように獲得するか。

おすすめなのが家庭教師です。

家庭教師も現在ではオンライン化が進み、コーチとして学習計画をサポートしてくれます。
現状を分析し、今必要な勉強は何なのか、子供の実情を考慮しどこを重点的に勉強するのかアドバイスします。

スポーツ選手に優秀なコーチがつき、きめ細かいアドバイスをしたり練習計画を練ったりします。

家庭学習でも同様のはたらきが必要です。

家庭教師はお子さんの

  • 学習計画
  • 現状分析
  • モチベーションアップ
  • 目標設定

を行います。スポーツのコーチングがそのままきたようです。

数ある家庭教師の中でもファーストが家庭教師のWamが頭ひとつ抜けていました。

モチベーションを高めるためのノウハウをもっとも追求していました。

他との比較の上でしょうが、Wamのコーチングを無料体験で実感するのもいいでしょう。

>【オンライン家庭教師Wam】

こちらには現在の最大手の家庭教師のトライから最新の家庭教師サービスをまとめました。

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まとめ

集中力がなかなか育たないと悩みの保護者様も多いでしょう。

家庭学習での集中力を高めることは、将来にわたって不可欠なことですので学生時代に高めておきたいものです。

集中できない要因として

  • 集中しづらい環境ではありませんか?
  • 集中が途切れてしまうのは計画性の問題あり?
  • 作業量が多すぎている
  • 学習に集中できないのは「ながら作業」をしている
  • 家庭学習が習慣化されていない
  • 保護者の干渉が多すぎる
  • 追加:そして発達障害 ADHD の可能性

があります。

これらひとつひとつ確認して、お子さんが集中できるように努めていきましょう。

そして集中力を高めるために心掛けるポイントとして、

  • 集中力を高めるためには質の良い睡眠を確保する
  • 集中力を高めるためには休憩と活動を適切に組み合わせる
  • 集中力を高めるためには部屋の温度は気持ち低め
  • 集中力を高めるためには満腹にしない
  • 家庭学習で集中するために目標を細分化する
  • 家庭学習で集中力を高めるためには余計なものをおかない
  • 家庭学習で集中力を高めるためには助言者が必要

これらをひとつひとつ確認していくことでお子さんの集中力を高めていって、効率的な学習を引き出していきましょう。

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