去年の秋 私の子ども(中1)が英検3級を受けたいと言ってきました。
その当時の印象としては、まだまだ力が足りていないというのが実感。
中1とは言え、英語が得意だったり、地頭がいい子は
英検3級にバンバン受かると思いますが、
通常は未学習領域が多くハードルは高い印象です。
そして他の教科の勉強し直しに注力のため、この時は保留に。
周りの友達との関係もあるのだろうが、
ここは通常の勉強に集中してからとしました。
現在3学期の定期テストもひと段落し、
あらためて「英検3級を受けたい」と言ってきました。
この記事では英語コーチングとしてモチベーション維持や
成績アップのため変遷を実録として伝えていきます。
英検の目標:2022年6月5日の英検で3級1次試験を合格する。

目標を本人が見つけられるようにサポート
中1最後の定期テストが終わり、次の目標をどうしようというかと話題に。
そのとき、思い出したように「英検3級を受けたい」と言ったのです。
私も少し考え、、たけれど、このタイミングならやれるかもと思えました。
次の中2の定期テストが6月、そこまでに期間が空いている。
内容的にカバーすることが多いが、
モチベーションがあればどうにかなるかも。
と本人に1日どれだけがんばれるのか?(多すぎればいいというものでもないし)
今どんな課題があるのか?と聞きました。
そして
子どもとの話し合いの上
2022年6月の英検で3級1次試験を合格ことを目標にしました。
できればちょっとしたご褒美つきです。
英検3級 合格のための現状分析
現状スペック 定期テスト
定期テストでは80点をとるレベル。
抜群にできるほどではないが、特別苦手ではない。
ただ昨秋から定期テスト用の勉強として
教科書の音読をオーバーラッピングを行なっている。
というのも問題集で問題中心の勉強だとどうも頭打ち感がでてくる。
いわゆる地力を高める必要を感じたのです。
英検とはいえ、語学なわけでたくさん口に出す
ということが重要だと思っています。
現状の単語
単語は中1で習うものは大体覚えているレベル。
ただし、これまで単語帳のように例「Act = 行動」のような覚え方はやっていない。
文章の音読の中で覚えるという方法をとっていました。
私が単語単独で覚えるやり方の効果と
実用性に今ひとつ疑問を持っていたためでした。
例えば、日本人で日本語の単語を覚える時に
単語帳を使って覚える人はいませんよね。
覚えるというのは新聞を読んだり、
会話をしたりする中で覚えるのです。
言葉が使われる文脈とセット。
しかし今回は短期勝負。
そのため単語学習にチャレンジすることにしました。
現状の文法力
私の子どもの文法力
中1で習うものは覚えている。
中1という
命令文、3人称、現在進行形、can ……
この辺りの文法(使い方)は理解しているようです。
しかしながら英検3級で問われるのは
不定詞、動名詞、関係代名詞……
この知識が問われます。
英検3級を目指すためにはまだまだ大きな壁があるというのが率直な印象。
そこをいかに超えていくかが今回の目標であり肝。
暗記系が多くて、音読のような面倒なことを要求するので本人の弱音を吐くこともありうる。
モチベーションを維持させるかがポイントです。
コーチングを行うための方向

コーチングとは自発的行動を促進するコミュニケーションのこと
あえてコーチングという言葉を使っているのは直接に、わかりやすく教えるというよりも
本人の勉強量と勉強効率が鍵となります。
本人の横で張り付いてあれこれ言うよりも
勉強の進捗を確認したり、修正したりする方が重要。
それはまさにコーチングの領域です。
私自身、この先自分の子ども以外でも英語教育や中学教育でコーチングをやってみたい
という思いがありコーチングという枠でチャレンジしてみることにしたのです。
最終段階としては過去問を繰り返し、「回転」させる状態までにすること。
それには問われている文法や単語、会話表現の説明があったときに
”納得して”改善できる力を持つことが必要です。
最終段階に行くまでに単語・文法・会話表現を覚える
ところまで積み上げるのがポイントとなります。
また長文問題もあります。
長文では読解していく力が必要となります。
短い文章では読めた内容も、長文では全体の流れを掴むことが必要です。
長文を読解する練習時間も必要です。
そしてこの長文と英文音読を組み合わせると相当な力がつくはずです。
コーチング計画
使用教材
使用する教材は
旺文社「中学生のための英検3級合格レッスン」
ポイントは覚える内容が多すぎない
内容はほぼ網羅
繰り返ししても飽きなさそう
フェーズ1 2月14日〜3月20日 単語力・文法力の底上げ
2月14日から3月20日くらいまで
ここでの目標は単語力と文法力・会話表現のアップ
本テキストでは第1章に必須単語・熟語として200語があります。
まずはこれを徹底的に覚えます。
覚え方は日本語→英語。
毎日40語ずつ確認をします。
慣れてくれば英語→日本語も行っていく。
未知数なのは本人との相性が合うのか?
合わない場合は同じ課題を繰り返し、記憶定着を優先。
文法は同じ教材の文法問題
現在完了・不定詞・・・・・全9パターンの構文群を暗記する。
単語も文法も毎日テストを行う メンターが日本語で聞き、メンティーが英語で言うようにする。
フェーズ2 3月20日から5月5日 長文読解に挑戦
イントロ; 単語テストと構文テスト・会話表現を行い底上げを進めるため
あまり時間をかけると次のメインに時間を食うのでテンポ感を重視する。
メイン; 長文の読解を始める。
問題を解くだけでなく、和訳に時間をかける。
音読 → 日本語訳
(回数を重ねるごとにスピード重視)
3月18日の段階で長文読解に進むことができました。
単語・文法の出来は75%程度ですが、長文の中でこれらの
理解を深めることができるでしょう。
フェーズ3 5月6日から6月5日
ウォーミングアップとして単語と構文のテストを行う。
この時期なら正しい答えだけでなく反応時間も期待します。
英語を覚える上で反応速度は重要な要素です。
模試や過去問に時間をかけながら丁寧に行う。
規定時間内は初めは目指さないが、段々と時間内に解ける感覚を身につける。
過去問は正確さ重視で進める。
出来の悪いセクションは翌日も行う
リスニングもこのフェーズで進めます。
まとめ
私の子どものために英検合格までのコーチング計画をまとめました。
加筆していくつもりですが、モチベーションアップや順調にいかない場合の対応方法も考えておきたいです。
基本は単語力や構文暗記を中心に自力を高める方向。
また随時途中経過もお伝えします。