「中学になって数学が難しすぎる……」
「とは言っても何から勉強すればいいの?」
「証明するといってもあんなに長いのどう覚えるの……」
中学になってお子さまが難しく思う教科が数学と英語ですね。

特に数学に苦手意識を持つと、勉強習慣に取り入れるのも嫌になるでしょう。
たしかに算数から数学へと変わり、式の中に文字が登場したり、速さと時間を文字に表したりするなど問題が複雑になってきます。
かといって教科の中で数学だけ穴になっていていいでしょうか?
そうではありません。
希望する高校へと入学試験を受けて合格するためには1教科でも致命的な弱点があると「合格する確率」は大幅に下がってしまいます。
もし定期テストから数学の成績が上がるとどうなるでしょう?
もちろん高校入試では有利になります。
定期テストから点数が取れているので内申点は確保されます。
何よりも希望する高校に合格することは、さらには大学へも近づくことになるでしょう。
それは将来へお子さんの可能性を広げることになるのです。
さらには「数学ができる」というのは論理的な思考力を育てることです。

社会では自分の力で情報を集め、「論理的」に考え問題解決する力が必要となってきます。
数学ができるというのは、そのような「論理的」な思考力を手に入れることで、お子さんの可能性を大きく広げられるのです。
そこで本記事では
「数学の勉強ってどうやったらいいの?」
「頑張っているけれど効果が出ない」
と悩むお子さんのために【定期テストで成績が上がるための勉強法】を解説します。
数学で成績をあげるための学習方法は次の通りです。
- 数学を学習習慣に組み入れる。目標を立てる。
- 定期テストの範囲を予測、確認する
- 1冊の問題集を繰り返し、基礎基本を理解・定着させる
- 応用問題などの思考力を問う問題は書き写して、暗記する。
- 時間を意識して演習問題をする
ではまず中学生がつまずきやすいポイントを解説します。
数学が苦手とは?
数学が苦手とは
1 ミスが多い
2 考え方がわからない
という状態です。
ミスが多いとは決められたルールを正しく守って、その原則に従っても計算を進めることが苦手という状態です。

また時間にゆとりがある状態ではできるものの、制限時間内でやるとなると途端にミスが頻発するでしょう。
考え方がわからないとは応用問題が出されたときに、どの公式を使うのか・考え方を理解しどう当てはめるのかわからない状態です。
特に思考力を問う応用問題では図に表し直す力が重要となります。
この図に直して考えることに苦手意識がある場合が多いですね。
各学年の難しいポイント
中学1年生の場合
「正負の数」「文字式」でつまづく人が多くでます。
これらは中学に入ってずっと付き合う概念ですが、ここで苦手意識を持ってしまうと後々の学習まで悪影響として響いてくるのです。
中学2年生の場合
中2での子どもが難しいと思うところに「図形の証明」があります。
証明では図形の基本的な知識だけでなく、証明するための論理展開をまとめることが必要です。
また文字式も複雑になり、いよいよ高校入試問題に近づいくるのを感じます。
文字式には連立方程式や一次関数も学びます。これらの範囲からは高校入試に関係するものが多く出されます。
中1で学んだ内容が曖昧であると中2の文字式で途端に分からなくなるという人が多く現れるのです。
中学3年生の場合

中3の数学では「2次関数」「相似」「三平方の定理」と言った範囲を学びます。
これまで学んだ数学の集大成と言える内容が盛り沢山。
中3の数学がわからないときは振り返り学習のように中1中2に一度戻って学習し直すことが必要でしょう。
成績を上げるために必要な勉強ステップはこちらです。
1 数学を学習習慣に組み入れ、目標を立てる。
中学生になって自然に勉強部屋にいき、何かしらの復習や予習など、何かしらの家庭学習しているでしょうか?
そうであるなら「学習習慣を身につける」ことが第一歩です。
私が娘にやった学習習慣の定着法は
- リビングで一緒に1時間くらい勉強する。
- その場で採点する。
- 慣れてきたら自己採点させる。そして自己評価をする。
- 間違えた問題の理由を分析させる。
- 2週間ほど続け、慣れてきたら自分の勉強部屋でやる。
このような手順でやったら子供は自分の部屋でも勉強を進められました。
このように自己評価を繰り返し行っていくことで、子どもはなんとなく目標をどのように立てればいいのか手応えをつかめます。
そうなったら定期テストにおける自己目標立ててみましょう。
目標を達成するために何割ぐらいできればいいのか、どのくらいのペースでやればいいのかなど成績から逆算して勉強を計画します。
オンラインコーチングを使って学習習慣を身につける!

初めは学習習慣の定着させるのもの簡単ではありません
そこでオンライン家庭教師を使って学習計画をサポートするのもおすすめです。
家庭教師と聞くと説明してくれたり、解説したりと想像するでしょう。
しかしオンライン家庭教師ではコーチングとして
- 学習計画
- 進捗確認
- 目標設定とフィードバック
を行うことに長けたオンライン家庭教師がいます。
通常よりも短い拘束時間だから値段も経済的というのも特徴です。
教科書から定期テストの範囲を予測、確認する
定期テストで成績を上げるためには教科書からのテスト範囲を正確に確認することが欠かせません。

出題範囲を正しく知るということは勉強の折り返し地点、繰り返すポイントを見いだせるからです。
直前にならないと出題範囲がわからないということも多いかと思います。
そのような時は先生に聞いてみると正確な範囲はともかく、大まかな考えは言ってくれるでしょう。
中学生の場合複数の先生で出題範囲を決定するのですが、大体の授業速度は予測できます。
定期テストを攻略するには「教科書からの出題範囲を早めに確認し、準備をする」ことポイントです。
1冊の問題集を繰り返し、基礎基本を定着させる
定期テストで点数を上げるためには一冊の問題集やワークを繰り返し行い、基礎基本を徹底的に定着させることが必要です。
特に数学では分かっているという状態とできるという状態は全く異なります。
分かっていても間違えるということが多くあり、それは「できていない」のです。
よく言われる計算ミスで失点してしまったというのも頭では分かっているけれどもテストはできないそれが今の現実。
数学でできるようになるためには「基本的な問題を繰り返し行い」体に覚え込ませるつもりで練習することが必要です。
そのためには特別難しいものを用意しなくても大丈夫ですよ。
学校で配布される簡単な問題集これを繰り返し何度もやりましょう。
やっていくうちに自分のミスの傾向家時間がかかるポイントが見えてきます。
そうしたらミスの出る問題を集中して解くことでことで基礎基本が定着するのです。
応用問題などの思考力を問う問題は書き写して、暗記する。
定期テストで点数を上げる勉強法として思考力を問う問題は解答を書き写し、暗記するまで繰り返しましょう。

数学で一番難しいところは「思考力」を問う問題です。
そのような問題はこれまで覚えた知識やスキルを総合的に使って表現していくことが必要。
問題を解くときは実際とても苦労するでしょう。
実際に自分で考えて解くのは慣れていないと難しい作業です。
「文章問題なのに答えを丸暗記してテストで点数を取れるの?」
このような疑問を持つ人は多いでしょう。
心配しないでください。
思考力を問う問題も基本的には一定のパターンから出題されます。
このようなパターンを攻略するには、まず基本的な答え方を覚えることが必要なのです。
そのためには問題集の解答を徹底的に覚え暗記することでパターンが身につきます。
答え方を覚えたら、ノートの脇の方になぜその方法を使うのかその理由をメモできるようにしてください。
この段階で「答え方」の骨組みを作れたと言えます。
後は様々なタイプの場合でもどのパターンを使うのか練習を繰り返していけばいいのです。
時間を意識して演習問題をする
定期テストで点数を上げる勉強方法は「時間を意識して演習問題」をしましょう。
なぜなら実際の定期テストの場面でも決められた時間の中で解く必要があるからです。
プレッシャーのない状態で解ける状態と時間制限がある状態では力の出せる出せないのは全く異なります。
そのように考えると普段の練習中から時間を意識してミスがなく、解答できるかトレーニングを重ねていくことが必要ですね。
まとめ
定期テストで得点を上げるためには次のような勉強法を意識しましょう。
- 数学を学習習慣に組み入れる。目標を立てる。
- 定期テストの範囲を予測、確認する
- 1冊の問題集を繰り返し、基礎基本を定着させる
- 応用問題などの思考力を問う問題は書き写して、暗記する。
- 時間を意識して演習問題する
これらの学習法は子どもにとって地味でなかなか意欲がでずらい面もあります。
しかしこの学習法を実行出来れば圧倒的な練習回数を確保できます。
数学者を目指さない限り数学はこの学習パターンができればほぼ大学入試までいけます。
早めにマスターして数学を確実に取れるようにしましょう!
追伸
数学の力をつけるために暗記することの重要性を説明しました。
同時に反復学習から計算力を高めることもやっておきたいです。
計算の基本的なルールがわかっていても、 いざ解くとなるとミスは避けられませんね。
この辺は筋トレと同じで、 一種の身体トレーニングともいえます。
短時間でいいので計算の練習を入れておくとより高得点につながりますよ。
とは言ってもなかなか計算練習のモチベーションが上がりません。
確かにめんどくさいところが多々あります。
計算力を伸ばしたい・ 楽しみながらやりたいと思うならタブレット学習は効果的です。
コンピューターで決められたプログラムに沿って問題がなされます。
AIを用いて苦手箇所も配慮。
計算問題といえば飽きてしまうと言うお子さんに向いています。