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ASD児がパニックになる意味は? 対応方法はコミュニケーション

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発達障害にはASD(自閉症スペクトラム障害)、ADHD(注意欠如多動障害)、LD(学習障害)があります。

ASDとは自閉症スペクトラム症候群のことです。

主に社会性の発達に課題があることが知られています。

これまでは自閉症という呼び名でした。

「スペクトラム」とつくことで、通常発達で自閉症的な傾向で困っている人も含めて支援することが広がりました。

ASDの子どもは学校生活の中でしばしばパニックを起こします。

周りの先生や友達からは「この子は何てわがままなんだろう?」と誤解されて見られていませんか?

決してそのようなことはありません。

ASD の子どもがパニックになるには、それなりの理由があるのです。

その理由は以下の通り。

・自分の思っていたことと違う時、「見通し」と異なることが起きたとき
・我慢を続けていたがその限度を超えて、過度の不快や苦痛になったとき
・自分のこだわりのパターンが崩れたとき
・疲労や体調不良で体の調子が不安定のとき

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注意して見てみましょう。

周りの大人の基準で見るとわがままに見えることも、本人からすると上のような相応の理由があるのです。

ではそのようなパニックが起きた時の基本的な対応方法を紹介します。

  1. 本人の周りから危険を取り去る
  2. パニックが治るまで静観する
  3. 本人の話を丁寧に聞く

こちらがパニックを着た時の基本的な対応方法です。

パニック時に留意しなければならないことに

  • パニックを叱る
  • 抑え込む
  • 無理やりになだめようとする
  • パニックの原因を繰り返し聞き取ろうとする

ではこれらの背景や理由を解説していきます。

目次

パニックとはどのような状態か?

パニックとは何らかの理由で気持ちがコントロールつかなくなり混乱した状態です。

このような状態になると異常な不安や怒りで心の感情が抑えられなくなり暴れたり、泣いたり、他者に攻撃的な行動をしたり、自傷行為などします。

こちらがパニック時に見られる行動です。

  • 泣きわめく
  • 暴言を吐く
  • 自虐的なことを言う
  • 部屋から飛び出す
  • 物を破壊する
  • 自分の手を噛む
  • 自分の頭を叩く
  • フリーズする

パニックの原因・理由は

ASD の子の特徴として物事へのこだわり社会性の欠如があります。

ASDかどうかは医者からも診断をもらうことができます。

例えば物事へのこだわりも普通の人から見ると「なんでそんなにこだわってんのかな」と思ってしまうことでも、本人からするとその行動パターンがないと、精神的にすっきりしません。

また社会性の欠如では言語的表現の理解が苦手な傾向にあります。

友達同士の会話の機微を理解したり、先生が言うことを汲み取ったりするのが苦手で不安に感じるのです。

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学校では基本的に先生が黒板の前に立ち、言葉で授業内容を表現してきます。

ASDの子どもにとって、先生が一生懸命説明すればするほど、かえって理解しづらくなる特徴があるのです。(周囲の理解が欠かせません)

そのような環境の中では ASD の子どもは知らず知らずのうちにストレスを溜めています

そのようなストレスがどうしても我慢できないポイントを超えるとパニックを起こすのです。

自分の思っていたことと違う時、「見通し」と異なることが起きたとき

ASD の子どもは自分の思っていたことと違ったり、見通しが異なったりするときにパニックになることがあります。

なぜなら ASD の子供は決められたルーティーンから外れるのに、強く不安を感じるからです。

もし予防ができるのなら、事前に予定の変更を伝えておいたり、予定表を携帯させたり、自分で修正する指導を心がけてください。

苦手なものの我慢を続けていたが限度を超えて、不快や苦痛になったとき

ASD の子どもは、我慢の限度を超えたり、過度のストレスや苦痛になったりした時にパニックなることがあります。

なぜなら ASD の子どもには感覚過敏を持つことがあると知られているからです。

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通常の発達の子に比べて感覚のインプットや刺激が強いと考えられています。

またそれらは肉体的な刺激だけではなく、心理的ストレスも同様の傾向はあります。

親の感覚で当たり前と思って叱ったことも、本人からするとその10倍叱られたと思うのも少なくありません。

親として気にかけたいことは子どもの表情を注意深く観察し、安心している表情や我慢している表情を見極めるよう努めましょう。

自分のこだわりのパターンやルールが崩れたとき

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ASD の子どもにとって自分のこだわりのパターンが崩れた時にパニックを起こすことがあります。

例えばいつもお気に入りの筆箱を持って学校に行っていたが、その筆箱が何かの事情で壊れてしまった、子どもにとってどうしても飲み込めなくなりパニックになってしまいます。

また決められたルーティンが守れない時にも、気持ちが焦燥し、パニックになることがあり、そのような時は本人にとっても”何言えぬ欠落した気持ち”になっているのです。

疲労や体調不良で体の調子が不安定のとき

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ASDの子どもにとって、疲労や体調不良で体の調子がよくないとはパニックを起こしがちになります。

先に述べたように子どもには感覚過敏があり、それは身体的なものだけではなく心理的な面も同様です。

例えば運動会の練習が続いたりすると、親から見るとそろそろ回復するかなという時でも、子どもからすると意外に疲れたままということがあります。

保護者にとって子どもの行動や表情を観察し、疲労やストレスをコントロールすることが大切なのです。

ASD児のパニック対応の基本

子どもがパニックを起こした時には、大人の方も冷静に対応することがポイントです。

ここからはその手順を解説します。

本人の周りから危険を取り去る

子どもがパニックを起こしたらまず周りから危険を取り去りましょう。

このような時子どもは自分がいかに危険な状態であるか冷静な判断をすることはできません。

周りの大人で安全に配慮した環境を設定することが大切ですね。

子どもは他者に攻撃する場合や自傷行為をする場合があります。

周りに小さい子どもとかいる場合はすぐに話すことが必要です。

頭を床に打ち付けるなど自傷行為がある場合はマットを敷くなどして安全対策をしていきましょう。

パニックが収まるまで静観する

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ASD の子どもがパニックを起こしたら基本的にはパニックが治るまで静かに待つことです。

パニックを起こしている時には、説得や働きかけをしていてもほとんど本人には入っていきません。

時間が経ち落ち着けば、自分は何でこんなに取り乱したのだろうと不思議なくらい思い出します。

パニック中では、治るまで静観するようにしましょう。

落ち着かせ、本人の話を丁寧に聞く

ASD の事がパニックを起こ終えてから、落ち着いた段階で本人の話を丁寧に聞くようにしましょう。

注意しなければならないのはこちらから一方的に話すのは慎みたいです。

共感的な態度で本人の気持ちをほぐし、安心できる関係を作るようにしてください。

留意することは「子どもを無理やり抑え込まない」

・パニックを叱る
・抑え込む
・無理やりになだめようとする
・パニックの原因を繰り返し聞き取ろうとする

ASD の子にとっての学校生活はストレス

people sitting in front of building while smiling

学校生活には集団で学ぶ良さや仲間と関係を作っていく良さがあります。

また近代教育の特徴として集団を一斉に教えることで効率的に知識を身につけさせるというということも留意しましょう。

しかしASD の子どもには社会性をつくる難しさがあり、場合によってはストレスになります。

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ASD の子にとってそのような一斉の指導形態があっていないというのは紛れもない事実です。

しかし本人に学ぶ意欲があるならば、親として本人の学びを支えたいと思うのは当然のことです。

家庭学習の支援方法は?

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それは家庭学習でも同様です。

今、子どもが学力をつければ希望する高校に行けたり、身につけたい専門性を得るための大学に行く可能性も広がります

親が今できるのは子供の特性に合わせた支援です。

そこで ASD の子どもにおすすめなのがタブレット学習

タブレット学習ではASD の子が苦手な一方的な説明やディスカッションはありません。

ゲームの形で学習を進めます。

AI が苦手な部分を分析し重点的に復習するよう提案します。

タブレット学習サービスは無料体験が着いていますので、お子さんに合うか合わないか試すつもりで体験するのをオススメします。

\知っていますか? タブレット学習が学習への主体性を引き出す仕組み/

タブレット学習をやってみたら、ASD児の成績が上がってしまった

まとめ

子どもがパニックになる原因には

・自分の思っていたことと違う時、「見通し」と異なることが起きたとき
・我慢を続けていたがその限度を超えて、過度の不快や苦痛になったとき
・自分のこだわりのパターンが崩れたとき
・疲労や体調不良で体の調子が不安定のとき

があります。

もし子どもがパニックになっても保護者は冷静に対応し、丁寧にその思いを受け止めていくことが大切です。

現在学校も特別支援教育の充実が進み、ASD の子供にどのように対応すればいいのか知見が積み重なっています。

学校でも家でもお子さんの個性にあった教育を取り入れながら学力を高めていきましょう。

追 伸

ASDだけでなく発達障害の子どもには共通して「集団教育」をすると言うことの難しさがあります。

かつては「集団でないと将来心配だ」と言う見方がありました。

しかし現在はもっと個人の特徴に合わせた「教育」もしくは「将来の仕事」を選択してもいい風潮が高まりました。

実際問題として学校の先生でも発達障害の理解が十分でない先生がいるのは事実です。

学校でもしっかりとしたサポートするところがあれば、 全く個人の問題にされる学校もあります。

この記事ではタブレット学習の良さをお伝えしました。

ここだけの話もう一つお勧めがあります。

それが家庭教師。

家庭教師も現在はオンライン化され、 発達障害に特化した先生も増えてきました。

発達障害の専門性とは本人の課題を分析し、 最適の指導プログラムを提供することです。

こちらの記事では発達障害に特化した家庭教師を紹介します。

>気になりませんか? 発達障害に特化した家庭教師

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