中学生となると多くの生徒が学習塾に通っていますね。
勉強は難しくなるし、将来の志望校に行くために皆さん早々に準備しています。
塾に行けば子どもの課題にそって丁寧に教えてくれるので、行くメリットは大きいでしょう。
しかし塾に行くのには、相応のお金がかかります。
学校が終わってからの送迎など保護者の負担も考えないといけません。
塾に行くとしても、コストバランスを考えないと私たちの生活そのものが立ちいかなくなるでしょう。
塾に行くには、年50万円を教育費として計上します。
教育のためなら払えなくは無いけれども、 消して安くはありません。
では塾に行かないと、子どもが志望する高校に行くことはできないのでしょうか?
いいえ、そのようなことはありません。
塾に行って得られるメリットを家庭でも得られるようにすればいいのです。
家庭学習を最大に効果を上げる学習のポイントは次のとおりです。
- 自分からの学習習慣をつけらえるか? (1日2時間)
- 1冊の問題集を繰り返しやれるか?
- 「答え方」や「考え方」を自分で再生産するように練習できるか?
- 学校の先生と連絡を密にし、受験情報を手に入れられるか?
たしかに塾に行く方が学習習慣の定着や学力の向上など有利な面はあります。
この記事では塾に行って得られるメリットをどのように家庭学習で補うことができるのか解説します。
気になりませんか? 塾に行くメリットを「家庭」でどのように補うのかを
「塾」のメリットは3つある

ただ塾に行くのにはそれ相応のメリットがあります。
塾なしで勉強するのであっても、塾で学ぶことのメリット・子どもがどのように変わるのかを知ってから、家庭学習のプランを考えたいものです。
まずはお金を払ってでも塾に行くメリットに何があるのでしょうか?
こちらが塾に行くメリットです。
- 塾に行くメリットは「学習習慣を身につけられる」
- 塾に行くメリットは「答え方・考え方」を学べる
- 塾に行くメリットは「受験情報が手に入る」
塾に行くメリットは「学習習慣を身につけられる」
小学校から中学校に上がり、大半の子どもは学習習慣や学習方法がわかっていません。
親も「勉強やってる?」と聞くものの、その勉強というのは一体どのような状態をいうのでしょうか?
子どもから見ても、勉強しなさいと言われ机に向かって「何をどのようにすることが勉強をしている・学力をつけているのか」わからないでしょう。
一方で、塾に行くと「塾で学んでいる時間」は学校以外の勉強に向き合わざる得ません。これはとても大きい。

子どもにとって学校以外の時間で勉強に集中するのは、塾が初めてとなります。
そのような点から考えても塾に行くメリットがあるのです。
気を付けなければならないのは、家庭学習での学習習慣をどのようにつけていくか。
当然受験勉強をしていくと、塾以外の家庭学習の充実が必須でしょう。
これに対して対策を講じることが大切ですね。
塾に行くメリットは「学習習慣を身につけられる」
塾に行くメリットは「答え方・考え方」を学べる


塾に行くメリットとして、定期テストに出される問題の「適切な答え方」を学ぶことができます。
定期テストの問題は一定のルールの中で出題されるので、私の解いた答えだ!と正しい答えを書いても十分でないことがあります。



教科のルールの中での答え方を覚えることが必要です。
(特に図形の証明などは当てはまりますね)
テストでの答え方は、家庭学習だけでは十分に学べません。
問題の中で求められている基準に従って書くことが必要です。
これは教え方のしっかりした人から学ぶことで身につきます。
また聞かれている問題へのどういう風に考えるかという点でも、塾の講師がはっきりと伝えてくれるので効率的に学べるでしょう。
塾に行くメリットは「答え方・考え方」を学べる
塾に行くメリットは「受験情報が手に入る」


塾に行くメリットには受験に関する情報を貰える事があります。
特に規模の大きい塾には、多くの生徒が集まって来るので平均点でどれくらいあれば〇〇高校には行けそうかな?の情報が集まります。
もし塾に行くのであれば、このような受験に関する情報を積極的にもらえるようにしましょう。
塾に行くメリットは「受験情報が手に入る」
塾に行くことによる親の負担は?
上に挙げたメリットとデメリットを総合的に考え、経済的余裕があれば塾を利用するのは大いにありです。
しかし日本人の実質的な賃金の上昇が抑えられている現在。
家族の生活を維持させていくことも大切なテーマとなってくるでしょう。
- 塾を使った年間負担は30万から60万
- 送迎負担がある
塾の料金はどれくらい
生活を守るという視点からも、教育費を減らしながらも子どものパフォーマンスを上げることを大切と考える家庭が多いのもわかります。
塾のデメリットには、コストの高さがあります。
塾の月謝は平均して3万円から5万円の間と言われていますが、これを年間に直すと約36万から60万です。
決して安い額ではありませんね。



この額を教育に必要なコストとして捉えられるか、ちょっと工夫すれば子どもが勉強する習慣を身に付けられるかな?
このような学習のノウハウは、書籍やインターネット情報など様々な方法で入手が可能。
ただ家での勉強のやり方を身につけるのに、早ければ早いほど良いのは確かです。
なぜなら勉強は社会人になってもずっと続いていくから。
送迎負担は「ばか」にできません
塾のデメリットに地方では送迎負担があります。
塾にもよりますが、週2•3回子どもを送るのは、予想以上に保護者に負担になります。
保護者も30代40代で働き盛りです。
そのような時期に夕方や夜の時間を取られてしまうというデメリットを十分に踏まえた上で「塾」を利用しましょう。
家庭学習で塾のメリットを上回れるか?
たしかに上で挙げたような塾のメリットは大きなものがあります。
受験ってどう準備すればいいの?と受験勉強の仕方がわからない家では対応が難しいものです。
しかしこれらのメリットが必ず塾に行くから身につくのかと考えると、料金に比べてオーバースペックになっているとも思われます。



大学入試ではより専門性や準備が重要となってきますが、高校入試では上に挙げた項目は学校の先生の助言や自主的な調査で対応できます。
これらのポイントを家庭学習で補うことができるか考えてみましょう。
論点1「学習習慣」を家庭で身につけられるか?
学習習慣をつけるために最初のポイントさえ押さえれば、子どもは勉強に向かえます。
1 机に向かう時間を決める


学習習慣が定着して場合は、まずは机に向かう時間を短くてもいいので決めましょう。
初めのうちは長時間の勉強する必要はありません。
慣れてくるにしたがって「だんだん時間を伸ばし」定期テストや実力テストの対策ができるようになってきます。
2 やる問題集を決める


机に向かったからといって何をやればいいのか分からないでしょう。
まずは学校で使っている問題集を「ノート」に書くようにします。
「ノート」にやる理由は、その問題集を繰り返し使うからです。
3 練習を繰り返す
やる問題集が決まったら、まずはそれを自力で解いてみましょう。
おそらく完璧に答えられる人はいません。
自分が間違えた問題にチェックをつけ、次回以降の繰り返しにするところとして考えます。
このように繰り返し学習すれば、分からないところは自然になくなっていきます。
大切なことは問題集を1回やったからといって終わりにしてはいけません。
何回も何回も繰り返し解くことによって「わかる」から「できる」に変わっていきます。
学習習慣はこの1から3の流れを徹底的に行うことで身につきます。
塾での勉強は、塾での勉強は「繰り返し」行うことがどうしても弱くなるでしょう。
家庭学習では一冊の問題集を完璧になるまでできれば、中学の定期テストでは確実に上位に行けます。
ただ学習量の調節、問題集のやる場所を決めることを自分一人や家の人の助言だけでは難しいかもしれません。
論点2:家庭学習で「答え方」「考え方」を学ぶ方法
家庭学習で「答え方や考え方」を学ぶ方法は、問題集や参考書の答え方を覚える・暗記することで身に付きます。
答え方・考え方は主に数学や理科に出題されるでしょう。
これらの思考力を問う問題では、答え方のパターンを覚えてしまうことが最も効率がいいのです。
自分で問題集をやったら、答え合わせをし、はっきりと答えが分からない所は模範解答を写すそして覚えることで力をつけられます。
>思考力を問われる問題でも、初めは暗記することが大切です。


論点3: 高校受験の情報をどのように入手するか?
一部首都圏の名門高校の受験情報は重要な要素。
しかし都立や公立の高校では、一部の推薦を除いて、学校の先生が持っている情報で対応できます。
例えば実質的な内申点を先生たちは知っているので、合格が難しいケースでは率直な助言してくるでしょう。
つまり高校受験では塾の持っている特別な情報が、そこまで重要視されることはないのです。
塾なしで高校受験をするための方法はこれ!
以上の点を踏まえて塾なしで高校受験をするためには
- 学習習慣をつけらえるか?(1日2時間)
- 1冊の問題集を繰り返しやれるか?
- 答え方や考え方を自分で再生産するように練習できるか?
- 学校の先生と連絡を密にし、受験情報を手に入れられるか?
こちらのポイントを踏まえた家庭学習ができれば「塾なし」でも高校受験で成功することができます。
ただ、塾で使わなくなったお金を少し使うと学習を効率的に進ませることができるでしょう。
次のサービスは少し考えてもいいサービスです。
「塾無し」で高校受験をするためのサービス
この記事ではお金をかけないで子供の学習パフォーマンスをどのように高めるのかと解説しました。
学習塾にかかるコストを考えると、少し家で努力すれば十分に元を取れる可能性もあります。
次に紹介するものは少しコストがかかりますが学習効率をグッと上げることのできるものです。
模擬試験を受けて課題を把握する
模擬試験を受けて自分の課題を把握し、その対策をしましょう。
普段の定期テストだけでは、自分の実力がどのようになっているのかわかりません。
テスト前に一生懸命勉強したが、数ヶ月して定着しているのか未知数です。
模擬試験は自分の学習課題を明確にしてくれます。
学習課題がはっきりすれば、復習をする・対策を立てるための貴重な指針に気づけるでしょう。


英語は英検も挑戦してみる
英検を勉強しながら、英語の総合力を上げるのもおすすめです。
正直、英検3級くらいの内容は中学英語の求められるものと比べてバランスが合っています。
また普段あまり勉強することのないリスニングやスピーキング、英作文も学習内容に含まれているので、英語の総合力を上げるにはもってこいの教材。
コーチングのある家庭教師を使ってみましょう


コーチングのついている家庭教師も利用してみてください。
コーチングとは学習計画・進捗状況・フィードバックと言った学習の後方支援を担当してくれます
上で挙げたように学習の計画を自分一人で立てるというのは簡単ではありません。
また誰しも一人での勉強となると、ついつい遊んでしまうこともあるでしょう。
そこでコーチング付きの家庭教師を利用して、学習の進捗管理することで学習量や学習の質を確保できます。
「え、家庭教師というと料金が高いのでは?」と思うことがあるでしょう。
現在のオンライン家庭教師では、最安で月12000円くらいから利用することが可能です。


まとめ
塾に行くと結構のお金が出ていくこととなります。
それがどうしても必要な教育費と考えるならいいのですが、学習習慣と学習方法が身についていれば大半の高校受験はクリアできる問題です。
家庭で塾に行って得られるメリットと同様の活動ができればOKです。
そのためには
- 論点1「学習習慣」を家庭で身につけられるか?
- 1 机に向かう時間を決める
- 2 やる問題集を決める
- 3 練習を繰り返す
- 論点2:家庭学習で答え方・考え方を学ぶ方法
- 論点3 高校受験の情報をどのように入手するか?
これらのポイントをご家庭で考え、塾を使うのか、自学でパフォーマンスを上げるか考えていきましょう。