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各学校でも生徒一人にGIGAスクール構想としてタブレットを配布をしていますが
タブレット学習って「本当に学習への効果」があるのでしょうか?
これまでの紙での学習とタブレット学習ではどのような違いがあるでしょうか?
またタブレット学習のデメリットにはどのようなものがあるでしょうか?
タブレットで勉強という
「本当に力がつくの?」
「ゲームみたく遊んでしまわないの?」
親の気持ちとしてはとても不安になります。
本当に効果があるのかどうか心配ですよね。
たしかにタブレット学習を取り入れたことでのデメリットも多数報告されています。
以下のようなタブレット学習のデメリットがあります。
- 適当に答えても勉強が進んでしまう
- タブレットには勉強以外の動画やアプリの誘惑が多い
- タブレット学習では飽きてしまう
- 机で学ぶ習慣が身につかない
- 一人だと勉強に集中しきれなかった
- 好きな教科ばかり勉強してしまった
しかしタブレット学習がまったく効果がないのか?
いえいえ、タブレットを学習活用し成果が出ているという報告があります。
ではタブレット学習をどう考えればいいでしょうか?
この記事ではタブレット学習と紙学習で比べてどう違うのか。
タブレットがどういうデメリットがあるのかメリットがあるのかと比較します。
そのうえで効果的に使うためにはどうすればいいのか、学習への効果を最大限に上げる方法をわかりやすく解説します。
>勉強方法について悩みは尽きません、テストが悪かった…というときの親の支援を解説
中学生のタブレット学習は効果がない?
このような実験検証等では効果があることが示されてれていますが、実際に効果があるのかということは心配になります。
タブレット学習に効果がないと言われているには次の理由があります。
- 適当に答えても勉強が進んでしまう
- タブレットには勉強以外の動画やアプリの誘惑が多い
- タブレット学習では飽きてしまう
- 机で学ぶ習慣が身につかない
- 一人だと勉強に集中しきれなかった
- 好きな教科ばかり勉強してしまった
こちらで「タブレット学習には効果がなかった」という意見や見方を解説します。
タブレット学習に効果がないのは、適当に答えても勉強が進んでしまう
タブレット学習ではデジタルで解答を把握するため選択型の問題が多くあります。
となると、子どもは十分に理解していないと適当に選択肢を押してしまえという考えになるでしょう。
子どもにとって「なんでその考え」に至ったかという視点が必要なのです。
タブレット学習だと、「なんで」と考える力を育てる部分で課題があります。
結果としてタブレット学習では学力が身につかない面もあります。
効果がないのは、タブレットには勉強以外の動画やアプリの誘惑が多い
タブレット学習だとベースがIPADなどのタブレット端末なので、タブレット学習をやっていても気が逸れて動画を視聴したり、アプリをやってしまったりということがあります。
IPADだと勉強中でもお知らせが来てしまうので勉強への集中力を低下させる原因となります。
結果としてタブレット学習では学力が身につかない面もあります。
効果がないのは、タブレット学習では飽きてしまう
タブレット学習には学習のパターンがありそれにそって学習を進めます。
そのような学習のパターンに飽きてしまう子どももいます。
キャラクターが登場して楽しませるというのも、子どもの発達年齢によっては興味が全く湧いてこいないこともあります。
結果としてタブレット学習では学力が身につかない面もあります。
効果がないのは、机で学ぶ習慣が身につかない
タブレット学習だとやる環境に対して慎重に考えないといけません。
タブレットを持ったまま、リヴィングやダイニングでやってしまいがちになります。
本来は自分の机に向かって勉強するという学習習慣を身につけたいのですが、タブレット学習はその点で課題があります。
逆にいうとどこでも持っていけるというポータブル性が高いという利点があります。
その点で言うとどちらをとるのかのバランスが大切。
学習環境が整わない面を考慮するとタブレット学習では学力が身につきにくい面もあります。
効果がないのは、一人だと勉強に集中しきれなかった
タブレット学習は一人での勉強に集中しきれないことがあります。
塾や家庭教師のような強制的にやれる環境になってなく、タブレット学習を途中でサボってしまうことがあります。
結果としてタブレット学習では学力が身につかない可能性も考えておきたいですね
タブレット学習の与える心身に与える影響
タブレット学習を進めていくにあたっても心身に与える影響が心配になります。
成長期の子どもの学習をタブレットだけに触れるのでいいのか?という懸念もあるでしょう。
脳に与える健康上の影響
スウェーデンの精神科医、アンデシュ・ハンセン氏は『スマホ脳』という本を出しています。
その中でデジタル学習の非効率性や心身へのマイナス効果を記しています。
著書でのポイントでは
- 集中力の低下
- 長期記憶のつくりづらさ
- 鬱症状の発症
- 睡眠障害
- デジタル性健忘症
これらをタブレット学習が与える心身へのマイナス効果としてあげています。
改善するためには「デジタル・デトックス」という一定期間デジタル機器から離れるといった対応が必要としています。
一方でタブレット学習で「効果」があることが実証されています
タブレット学習での効果とは「何」に効果があることでしょう?
単純にタブレット学習では学力向上に効果がある、テストで点数が上がります。
文部科学省の実験検証では?
文部科学省はタブレット学習に学習効果がありというデータを公表しています。
小学校児童2155人を対象にし、タブレット学習有りと無しの比較を検証しました。
その結果はすべての教科において4~7点ほど点数がアップする結果になっています。
教科 | タブレット学習の児童 | 通常学習の児童 | タブレット学習の児童 |
算数 | 82.1点 | 76.2点 | 5.9点 |
社会 | 73.3点 | 66.6点 | 6.7点 |
理科 | 86.8点 | 82.1点 | 4.7点 |
また中学校・高校の生徒852人を対象にした同様の研究でもタブレット学習の効果で、すべての科目で5点から10点で成績がアップしました。各科目の結果は以下の通りです。
教科 タブレット学習の生徒 していない生徒 点数の差
算数 78.8点 73点 5.8点
社会 71.9点 61.4点 10.5点
理科 57.5点 50.1点 7.4点
このようにデータとして点数がアップしていることが、文部科学省から効果があることが実証されています。
文部科学省HPより 第1節教科指導におけるICT活用の考え方
またそのほかにも実験的に導入し、効果が検証されています。
EdTechサービス導入事例|スタサプ
▼『スタディサプリ for Teachers』 商業高校が宿題配信数・宿題回答率全国一に。
「勉強しない」生徒を変えたICT教材
【まったく勉強しなかった生徒を「勉強」に触れさせる仕組みと工夫】
スマホでスタサプ の10問程度の問題を宿題形式で生徒に取り組ませることで、当初抱いた「毎日勉強させること」に従来の紙ベースのものより生徒が気軽に負担なく取り組めると考えました。
従来の紙ベースで実施していた丸付けの業務や宿題提出のチェック業務を削減できるという教員側のメリットと共に、1学年分だけでも導入させてほしいと掛け合い、導入することができました。
今では先生方からは「採点する手間がかからない」、1クラス40人中「誰がやっているかが一目でわかる」という点で便利だと言ってもらっています。for Teachersを使って宿題配信をしていたことで、生徒への指導の仕方にも変化が現れました。管理画面を開くと課題を提出していない生徒、自分から進んで講義動画を視聴している生徒がわかるので、生徒の進捗状況に合わせた声のかけ方で、取り組みを後押ししています。
導入して1年が経ちますが、少しずつ生徒の間にスタディサプリに取り組むという意識が根付きました。生徒の変化は先生の変化につながり、今では「どれくらいの生徒がスタディサプリをやってくるの?」「オススメの講義はある?」とスタディサプリに興味を示す先生も増え、学校全体で活用するという大きな流れに変わりつつあります。
CMなどで有名な「スタサプ 」です。
こちらは主に生徒の学習の意欲向上に役立っていますね。
「未来の教室」実証事業|【すらら】
目的
1.⽣徒の“学習⽣産性”の向上 ⽣徒達がより短い学習時間で同様の内容を習得する/より深い内容まで学ぶ。そのために、まずは下記の実現を⽬指す。
A.⽣徒各々が⾃分のペースで学習できる状態をつくる。
B.⽣徒が授業終了時に「わからない」という状態から(可能な限り)「わかる」国語はテストスコア平均が20.9P向上。
平均回答時間が56秒短く23%短縮。
英語はテストスコア平均が28.5P向上。
【すらら】はゲーミフォイケーションを利用した学習システムです。
発達障害や勉強への苦手意識を持った子どもの成績アップに実績があります。
タブレット学習の効果(メリット)は?
タブレット学習を教育現場に入れることで、さまざまな実証検証が行われているのはお分かりいただけたかと思います。
ではタブレット学習の特長にはどのようなものがあるでしょうか?
これらを解説します。
- ゲーム感覚でテンポよく勉強できる
- 動画で学習できる
- 間違った問題を繰り返しできる
- 保護者が学習状況をチェックできる
- 時間を効率的に活用できる
タブレット学習の効果は「ゲーム感覚でテンポよく勉強できる」こと
タブレット学習のメリットはゲーム感覚で勉強できることです。
覚える内容がプログラム化されており、最適のタイミングで出題されます。
学習を覚えるにはじっくりと考えるだけでは覚えられません。
パッパッと頭に閃くように内容を思い出すテンポの良さが必要です。
またゲーム感覚でやるような直感的な面白さがあることで子どもの意欲が刺激されますね。
タブレット学習の効果は「動画で学習できる」こと
タブレット学習では動画で見られることでわかりやすく学べます。
これまでだったら文字情報や図解だけだったものが、動画になることで時間とともに変わるイメージも持ちやすくなるでしょう。
また動画と同時に音声も追加しているのも効果的に学べるポイント。
タブレット学習の効果は「間違った問題を繰り返しできる」こと
間違った問題をAIで分析し、繰り返し勉強できるのもタブレット学習の特長です。
苦手な問題は繰り返し復習することが必要です。
それも苦手となる前単元まで遡り、自分の弱点から復習できるので安心。
家庭学習の効率が格段と上がるのです。
タブレット学習の効果は「保護者が学習状況をチェックできる」こと
タブレット学習では勉強履歴が残り、分析され家庭でもチェックできます。
子どもだけで使うとなるとどうしても怠けてしまうもの。
監視するわけではないでしょうが、子どもが頑張っているところを見つけて褒めることができれば子どもの意欲は倍増します。
タブレット学習の効果は「時間・場所を効率的に活用できる」こと
タブレット学習はタブレット端末またはノートPCがあればどこでも学習できます。
時間も子どものやる気さえあれば、いつでも学べます。
タブレット学習の良さはこの携帯性にあるのです。
タブレット学習のメリットとデメリット一覧
タブレット学習のメリット | タブレット学習のデメリット |
ゲーム感覚でテンポよく勉強できる | 適当に答えても勉強が進んでしまう |
動画で学習できる | タブレットには勉強以外の動画やアプリの誘惑が多い |
間違った問題を繰り返しできる | タブレット学習では飽きてしまう |
保護者が学習状況をチェックできる | 机で学ぶ習慣が身につかない |
時間を効率的に活用できる | 一人だと勉強に集中しきれなかった |
好きな教科ばかり勉強してしまった |
効果が出るタブレット学習の取り組み方・引き出すポイント
このようにタブレット学習には脳への課題が指摘されているから使わない方がいいの?
文科省の調査にもあるように一定以上の学習効果は証明されているので、効果的に活用することでそれぞれの良さが引き出せます。
タブレットを使う時間を決める
タブレットを使う時間を決めて、メリハリつけた学習をします。
タブレットばかりでずっとやって身に付く学力とそうでない学力があります。
ダラダラと長い時間タブレットに触れていることで却って学習効果が阻害されます。
保護者と子どもの中で時間を決めてタブレット学習を使うよう約束をするようにしましょう。
タブレット学習と紙での学習を併用させる
タブレレット学習と紙での学習を併用させることで両方の良さを活かします。
実際のテストは当然紙媒体であり、聞かれたことに文章として答える力も必要となります。
かといって覚えやすさや学習効率についてはタブレットを活用することも有用です。
このようなことから両方を考慮して併用することがもっとも学習効果を上げることができるのです。
タブレット学習を使う目的を明らかにする
タブレット学習サービスでも各社ごとの特徴が異なります。
- 基礎基本に重点を置いたもの
- AIで弱点を改善できるもの
- 講義動画で難問にもチャレンジできるもの
- 手ゆびの操作が感覚的に覚えられもの
お子様の持っている課題はさまざまあると思います。
そこからねらいたい目標があります。その目標に達するようなサービスを選ぶようにします。
大半のタブレット学習は無料体験がついています。
大いに利用し、お子様との相性を確認してから使うようにしましょう。
効果が出るタブレット学習教材の選び方
タブレット学習教材を効果的に使うためにはそれぞれのサービスの特徴を知って選ぶことが必要となります。
タブレット学習教材を選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 何回も戻って復習ができる またはやりやすい
- 学年を跨いで学習することができる
- 問題数が確保されている
- ゲームがあまり多くない
- コーチングサービスが付いている
- 料金が適正である
- 無料体験をする
何回も戻って復習ができる またはやりやすい
タブレット学習の長所はAIを用いた課題分析です。
見つかった課題に対して何度も練習問題を繰り返しできる機能はタブレット学習の強みと言えるでしょう。
さらにそれぞれの内容がプログラム化されているから導入から発展問題まで順序立てて復習することができます。
講義動画形式やアニメーションなど色々な方法で復習ができるものがあります。
学年を跨いで勉強することができる
学年を跨いで勉強のできるものがおすすめです。
もし子どもに課題があって学び直そうという時に、その問題も原因は1学年2学年前のところということも多々あります。
そのような時に在籍学年に関係なく自分の課題として戻って克服することはプラスです。
またその逆でも、もっと学びたい・得意なところは自分からどんどん進みたいところもあるでしょう。
そのような時にも先取りで学ぶ仕組みが整っていることがポイントになります。
問題数が確保されている
タブレット学習を選ぶ際には問題数が豊富にあるのかという点もポイントです。
収録している問題が多いものを選ぶ方がおすすめです。
問題が少ないと、すぐに終わってしまって飽きてしまう原因になります。
さらには繰り返し行うことが逆に答えを丸暗記してしまい、解き方はわかっていないの答えだけはできてしまうという無意味なことが起きてしまいます。
収録している問題が多いのならば、理解するまで同じ単元の学習を続けることができます。
ゲームがあまり多くないもの
タブレット学習教材には、ご褒美用ゲームがあります。
このようなゲームはやる気を出すために有効です。
しかしゲームの量が多すぎると本来の勉強が疎かになってしまいます。
タブレット学習をやっているにしても、学力をつけるのが元々の目的です。
タブレット体験の時にもそこの部分を慎重に考えていきたいものです。
コーチングサービスが付いている
タブレット学習のおすすめのポイントにコーチングサービスが付いているかどうかです。
なぜならタブレット学習を行うとモチベーションの維持が課題となります。
コーチングを使うことで、子どもの学習進捗管理や成績のフィードバックが適切に行えます。
親がこの役割をやるという手もありますが、発達心理的なノウハウが必要となります。
どのように学習強度を設定するのか?
気持ちをどのタイミングで盛り上げていくか?
そのあたりの専門性を汲み取って子どもをサポートするにはコーチングを利用するのがおすすめです。
料金が適正である
タブレット学習のおすすめのポイントに料金が適正かどうかがあります。
なぜならタブレット学習はリアルな塾や家庭教師に比べコストが抑えられているからです。
タブレット学習を選ぶ基準としてはコストパフォーマンスも考慮したいところです。
もちろん安ければいいというわけではありませんが、コストと内容のバランスを考慮して選ぶことが必要があります。
無料体験をする
タブレット学習を選ぶ際には無料体験をするのがポイントです。
なぜならタブレット学習には子どもとの相性があるからです。
タブレット学習ごとにさまざまな特徴があって子どもによって合う合わない傾向が大きいです。
その際は無料体験をすることで納得するまで試してみるのがいいでしょう。
こちらの記事ではタブレット学習を選ぶポイントを整理しました。お子様の勉強サポートの参考にしてください
まとめ
タブレット学習では紙と違った学習体験ができます。
またタブレットを用いることで効果的な学習を行うことができます。
特に教科学習ではスコアが上がることが実証されています。
一方で学習習慣や脳への影響等も懸念されていることも事実です。
何よりも無料体験ができるのでお子様にあうサービスを選んで活用するようにしていきましょう。