【勉強】わからないことがわからない?とはを解説します【中学生】
「わからないところは聞いてくださいよ」 「ええ・・・」
「できないところは聞いてくね」 「はあ・・・」
「質問がある人はいますか?」と先生や友達に聞かれることはありませんか?
「勉強したい」「わからないところをわかるようにしたい」と意欲は持っています。
しかしあなたにとっては「何がわからないのかがわからない」
という経験はあるのではないでしょうか?
この記事では
「この”わからない”というのが一体どのような状態であるのか」
「その時にどう取り組めば良いのか」
を解説していきます。
「わからない」ということの種類
一概にわからないといっても
そこには様々な種類、レベル、状態があります。
特にこのように考えるとスムーズです。
・定着していない
・使えない
今あなたがわからないと感じている状況が
どのようであるのか確認していきましょう。
「わからない」とは知らない

まずは基本的な知識は繰り返して覚えていきましょう。
知識の持つ意味を知らない状態です。
「知らない」とはの教科や仕事で求められていること
そのものを”知っていない”という状態です。
英語で言うと単語の意味がわからない、
「Get upってどういう意味か?」⇨「手に入れるかな?!」また
社会でいえば、「東大寺を建てた人は誰ですか?」という問… 「まったくわかりません。」という状態です。日常的にも
「図書館はどこにありますか」「ええ、知りません」
知っていない、または覚えていないのだから
”知らない”場合は覚えていくことが必要となります。
知識を知らないときには
”暗記”をしていくことが必要になってきますね。
暗記系統の知識を覚えるためには繰り返すことがポイントです。
「わからない」とは定着していない
知識の持つ意味を理解しているけれどもまだ曖昧であったり、
1面だけしか捉えていない状態では、
「わからないのがわからない」と戸惑ってしまうでしょう。
知識と言うものはA=B と言う単純な1側面だけでは成り立たちません。
「A⇨B」が「A⇦B」や「A⇆B」という状態でないと
内容全体にあるときにわからなくなってしまいます。

知識を双方向で結びつける
また知識の階層を構造を理解していない場合も当てはまります。
Aということの仲間に何があるか?となった時に
A ⇨[B,C,D,E]または A ⇄[B,C,D,E]という関係を理解する必要があるのです。

知識のネットワークを構成させる
天平文化にはどのようなものがある?という問では
天平文化 ⇨[奈良時代、唐の影響、東大寺正倉院、 万葉集、吉祥天女画像、・・・]
という知識と関係性を覚えている必要があるのです。
すなわち「わからない」というのはこれらの知識が
十分に定着していない状態と言えるのです。
難しい表現ですがこのような関係は包含関係といます。
物事を説明する時には、
「天平文化を説明しなさい」
というような問いかけには、関係を踏まえて「天平文化は、奈良時代に唐の影響を受けた国際色豊かな文化です。代表的なものには正倉院や・・・・」
といわゆるキーワードを組み合わせながら答えていくことが必要となります。
わかるけれども、”すぐ”に思い出せますか?
また「わからない」とは必要なタイミングで
思い出すことができるかという側面もあります。
思い出すことに時間があまりにかかりすぎている状態であると、
これは全く使えないということですね
英作文では”昨日、私はラーメンと食べた”という問。
この英作文のポイントは過去形ということと不規則動詞(ate)です。
”I ate a ramen noodle yesterday.”
このことを頭の中を思い巡らせても、
解くのは難しいでしょう。
この問いなら過去形のポイント、不規則動詞のポイントを
すぐに気が付くだけの練習が必要となります。
「わからない」とは使えない

Photo by Philip Swinburn on Unsplash 道具は使ってこその価値、知識もまた同様 使える知識へと
いくら知識を覚えていても使えないと言う状態では
わからないと言う状態とほぼ同じです。
すなわち知識と言うものは「使う」
または「活用するため」にあります。
そしてこれらの知識は
「その周りにあることと関連づけ」ていくことです。
中1で学ぶ内容に垂直二等分線があります。
垂直二等分線は垂直を作図するという目的があります。しかし垂直の作図だけでなく、2点からの等距離の点の集まりとも言えます。
もし等距離の集合がわからないと、
三角形の外接円と垂直二等分線の作図に結びつけることが難しいのです。
【自己点検】わからないところチェック
上で挙げたようにわからないというにも
様々なレベルがあるのです。
次に挙げたことをチェックしましょう。
わからないポイント:聞かれているところはわかっていますか☑️
何が聞かれているのかわかっているか
というところがポイントです。
数学の速さでいえば、道のりを求めるとか?
時間を求めるのか?
英語でいえば、現在形で答えるのか?
過去形で答えのか?社会でいえば、原因を説明するのか?
関連する知識を答えるのか?
わからないポイント:勉強内容の中で使われている言葉はわかっていますか☑️
勉強内容の中で使われている用語を
知っているのかというのもポイントです。
理科でいえば、飽和水蒸気量の意味がわかっているか。
英語でいえば、 不規則動詞のどのようなことがあるのか。どういう時に使われるのか
わからないポイント:勉強の中で使われている技法は使えますか☑️
勉強の中で使われる
基本的なスキルが使えるのかというのもポイントです。
数学で言えば、角の二等分線が描けるか。
英語で言えば、 普通文から疑問文に直せるかとか。
これらのポイントをチェックして
自分のわかっていないところを確認してみてください。
おそらくあなたにとっての「わからない」という
ポイントが見えてきたかと思います。
ではわからないを解消するための対策を紹介します。
わからない」とは、どこかが欠けていること
「わからない」というのはわかるために
必要な要素がどこか欠けているのだと言えます。
すなわち前段階の知識を身につけるまで覚えていないということです。
わからないということを解消するためには、
自分がどこの部分がわかっていないのかと言うことを
確認していく必要があります。
これに関しては学校の先生、塾の先生など
客観的な視点があるととても見つけやすいです。
また定期テストや小テストを振り返り、
明らかに点数が上がっていないところ
を見つけることで気が付けます。
「忘れている」ということ=「思い出せない」ということ
人間と言うのは忘れる動物です。
人の言ったこと、経験したこと、嫌な思い出などなど
これらを全て覚えていたら人生とても悲しくなります。
人間は適度に忘れるように設計されているのでしょうね。
しかしながら、人間は本当に必要なことは覚えることができるし、
それを忘れないで活用することができます。
日本人であれば、小さい頃から学んだ日本語を
”ちょっとやそっと”のことでは忘れないでしょう。
本当に興味があってかつ必要に迫られていれば、
人間には覚えることができるのですね。
「わからない」を必要に迫られる状況を作って見よう
中学や高校で学ぶ教科に本当に興味があるのかと言うと、
そのような人は多くないでしょう。
自分に興味がなければ、それらは自分の頭の中には、
なかなか入りづらいものです。
それではそれらの内容が必要に迫られる状況を作ればいいのです。
「わからないことがわからない」から次の一歩へ 4つのポイント
ではこの段階から卒業し
次のステップに行くための4つのポイント
が以下の通りです。
2 「わからない」を自分の言葉で説明できるまで理解しているか?
3 わからないがわからない:覚えているとは「思い出しの繰り返し」
4 わからないところを重点的に学ぶ:ICTオンラインサービスの活用
「わからない」問題を繰り返しやれているか
学校で配布される副教材の問題集でも良いので、
これらに答えを書きこまずにノートに何度もやって見ましょう。
正しく答えられなかった問題の番号の横に×印を書いておきましょう。
これはこの時点であなたが
「わからない」という事実なのです。
これは貴重な情報です。
なぜならあなたはこの×印の問題を重点的にやって、
そしてわかるようになればいいだけ。
別にあなたがわかっている問題は繰り返す必要はありません。
わからない問題をわかるようになるまで繰り返すことが大切ことです。
「わからない」を自分の言葉で説明できるまで理解しているか?
聞かれているものに対して、
自分の言葉で説明できるまで繰り返しましょう。
説明と言うのは、単に一面の知識だけではありません。
その内容が、「どのような知識の積み重ねの上に成り立って」いて、
「どのように組み合わせる」ことによって
できているのかを理解している必要があるのです。
それらに何が根拠になっているのかを説明できますか?
ひとつひとつに対し正しい理由を結びつけて答えられるようにすることが必要なのです。
もし時間があれば、自分が説いた解答を家の人や友達、
または学校の先生に説明してみましょう。
おそらくこの説明を考えるという行為は
頭の中を知識をフル稼働している状態です。
あなたが良い説明をできるのであれば、
この問題に関してはかなり広い範囲から類似問題が出たとしても全く問題がないはずです。
わからないがわからない:覚えているとは「思い出しの繰り返し」
上の2つで挙げたように問題を繰り返すことや説明できるようにすることの本質は、
「思い出しを繰り返す」ことなのです。
×印のついた問題を解くことは、「まだわからないところ」
または「曖昧なところ」を必死に思い出すことで
記憶がだんだんとはっきりしてくるのです。
説明をできるようにするとは、
その背景の理由を正しく思い出すことなのです。
ここに繰り返し問題集を取り組むということの意味がありますね。
この思い出すと言うことをポイントであれば、
同じ問題集を繰り返しやるということが効果的なのです。
わからないところを重点的に学ぶ:ICTオンラインサービスの活用
「わからない」ところを見つけて
学習を進めていくためにはオンラインサービスを
使うのもおすすめです。
オンラインサービスであれば
塾よりも経費を抑え、ポイントを絞った学習を進めることができるのです。
特にAIを用い本人の弱点を分析し、
弱点克服にねらいを定めたサービスもあります。
これらのAIを使ったプログラムは学習を効率的に進ませます。
なぜなら本人がミスしたところを記録し、
それに類推する問題を集中的に出題するからなのです。
わからないを見つけ対応する「すらら」

公式HPより
弱点克服でおすすめの学習サービスが「すらら」です。
「すらら」の良いポイントは以下の点です
これは「すらら」からの引用です。
「成績を上げるためには、漠然と勉強をするのではなく、しっかりと目標を立てることが大事です。
すららの管理機能を使えば、
「何を学習するのか」
「どこまでやるのか」
といった目標設定をするだけでなく、
目標の達成状況やその他の学習状況を、
リアルタイムで詳細に把握することができます。
だからいつでも一人ひとりに最適な学習を設計、管理することが可能に」
というように目標設定を通じて、学習を習慣化させることができます。
また
「聞いて(読んで)いたら分かった」はずなのに、
成績が上がらないのは知識が脳に定着していないから。
勉強は「知識を正しく理解する」「理解した知識を定着させる」、
この二つを正しいステップで繰り返すことが大切です。
すららは60,000問以上の豊富な問題数に加え、
問題が解けない根本的な原因を自動で見つけ出し、
一人ひとりの理解度に合った問題を出題するため、
自宅で1人でも進めることができます。
というように反復学習を行いながらわからないところをわかるまで学べます。
入学後つまづきそうな数学でいえば正負の数、文字式、方程式など箇所を
繰り返し指導を受けられるので能率的といえるでしょう。
このようなコンピュータを使った学習でわからないところを
きっちりと固めることも考えていいと思います。
すららの公式はこちらから
AI訴求 無学年制教材!対話型アニメーション、インターネット教材【すらら】WEB申込
まとめ
こちらの記事では、「わからない」ところがわからないという
悩みや疑問に対しての考え方を解説しました。
・知らない
・定着していない
・思い出せない
「忘れている」ということ=「思い出せない」ということ
「わからない」を必要に迫られる状況を作りながら
「わからない」問題を繰り返しやれるか
「わからない」を自分の言葉で説明できるまで理解しているかそして覚えているとは「思い出しの繰り返し」
それをどうサポートできるかそれが親の役目。
子どもに気がつかせて上げていきましょう。
おまけ
今振り返ると、自分自身多くの教材を買い溜めていました。
そして1回だけやって終わりにしてしまったなんてことがあった日思い出します。
そのような無駄なことをしていたから、今があるのですね。