MENU

【中学生】効率よいノートをつくる7つのポイント【ノート】

「先生がノートを出しなさいというんだけれど、
まとめ方がわからない…」
「先生はどういうノートが良いと評価されるのかな…」
「話をしっかり聞いてるんだけれども、
ノートはあまり上手じゃなくって…」

中学・高校の授業評価としてあるのがノート提出

意外にノートのきれいなまとめ方は
学校で直接に教わりません。

かといって、我流に デザインをするように
凝って書けば良いのではありません。

ノートをまとめるためには、
効率よく、自分でもわかるように、
振り返ってもわかるようにしておきたいですね。

この記事を最後まで読めば、
ポイントを絞った
わかりやすいノートのまとめ方がわかります。

目次

中学生がノートを書くことで育つ「まとめる」スキル

すべての先生ではありませんが、
授業態度もしくは意欲を測るために
ノートを提出させるという先生がいます。

ノートから、いかに授業を記録したのか
と言うことを見ているのです。

先生が黒板に書いたことを記録しているかがポイントです。
ただしこのような考えも最近の学力の考え方等を
踏まえると減りつつあるようです。

内容をわかりやすくまとめる力(要約する力)は、何も学生時代だけに必要なわけではありません。

大学での授業、社会に出てからの研修、OJTいわゆる仕事をしながらでの学ぶ経験など物事をまとめていく力は必要となり、あなたの資産になるでしょう。

またこれらはインプットだけではなく、アウトプットつまり自分をどう表現していくかと言う時にも関係していきます。

現在社会は手短に自分の伝えたいことをどのようにまとめるかと言う力が様々なところで求められます。

中学でのノートスキルは確実にこのような自己表現の能力に直結するのです。

授業のポイント

  • 先生の授業の中で中心となる問題(発問)は何なのか。
  • それらを考える上でどのような方法があるのか。
  • 方法を表現するのに図がいいのか?グラフがいいのか。
  • 何となくわかったけれども、友達に説明するまでは至らないところは。
  • 一生懸命考えたけれども、それでもよくわからないところは。

1時間の授業を受けても上のように様々な要素があるのです。

記録をしていくだけでなく、
わかりやすく表し直すのがノート術。

この記事で紹介するノート法を留意しながら書いていくことをお勧めします。

中学生はノートを書きをつくると記憶に残る

ノート記述で記憶力アップ

アメリカのプリンストン大学と
カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究では
講義のときに「手書きでノートをとる」とは、
「パソコンでノートをとる」
よりも記憶の定着率が良いとしました。

現在はパソコンを使うことによって、
編集ややり直しが簡単にはなりました。

けれども自分の体を動かしながら授業の内容を
まとめることにより高まるのは記憶の定着。

手書きであれば自由なノートのスペースの中どのように配置し
自分の記憶に印象付けるかデザインすることができます。


ノートをまとめて脳を活性化

また手書きであれば脳が活性化します。

言葉や概念が脳の中にストックされているものを最適な形で引き出し、
覚えやすいように自分の体を使ってノートに記す。

一見簡単に見えるようなノートに書いていくと言う行為が
想像以上に複雑なプロセスから 成り立っています。

中学生のおすすめの効率の良いノートのつくりかた

効率の良いノートならコーネルメソッド

「コーネルメソッド」とは
アメリカの名門「コーネル大学」
が開発したノート術です。

特徴は、ノートの1ページを

  • 本文
  • キーワード
  • まとめ(サマリー)


それぞれ3つの領域に分け、
情報を整理しながらノートを
取っていくということ。

この3つに分けるまとめることによって
情報の整理が簡単になり、
ノートの中身が驚くほど分かりやすいものに
なるのです。

コーネル大学

本文

授業の内容をできるだけ簡単にしながら記録していきます。

この場合→や記号などできるだけシンプルなものが望ましい

さらには関係性は図に表したり具体的な説明は
ポイントだけを絞って書いていきます。

授業と言うと先生の書く黒板の内容ばかりに気がいってしまい、
肝心な話の内容をよく聞いていなくなることが少なくありません。

できるだけ先生の話に集中し押さえていくのは、
その大切なポイント。

友達の発言や質問で気になるとかなど
このノートのスペースに書いていきましょう

いいノートはキーワードでまとめてある

授業が終わったらできるだけ早く
(できればその日のうち)
やるのが「キーワードまとめ」です。

まとめていくのは授業で出てきた以下の言葉

新しい言葉
カギとなる考え方
説明する際に必要となる重要語句

これら言葉から授業のポイントを絞ります。

まとめ(サマリー)

サマリーとは要約と言う意味。

図を書いてもいい OK
授業を聞いて沸いた疑問 OK
友達の発言 OK

先生は授業の中で軸となる伝えたい事を計算しています。

その軸は どのような事実や考え方に
よって支えられているのか、
その部分を見極めることが要約力。

同時に授業を一方的に受けるだけでなく、
友達にもその内容を教えることができるのか、
わかりやすくまとめていきましょう。

はじめはちょっと難しいかもしれません。

心配しないでください。

繰り返していけば自然と上達します。


効率の良いノートはケチらない

ノートを取るとなるとわずかB5のスペースに目一杯書き込んでしまうことがありますね。

真っ黒いノートだと何か勉強した気分になるかもしれませんが、振り返って見返すとなると 何が書いて分かりません。

大前提としてノートはケチらない。

終わったらまた買いましょう。

1年間終わってどれだけノートをつかったのか、
自分がどれだけ勉強をしたのか振り返る意味でも
ノートはケチらずたくさん使っていきましょう。

きっとご両親はノートだけはたくさん買いますよね。

効率の良いノートは余白を多めにとる

ノートの余白が多く取るのがポイント。

ポイントにはたくさんのことがかけます。

そして間が空いているだけで、すっきりと見やすいでしょう。

効率の良いノートは行を多く開ける

line narrow and broad

ノートを取るときには 1行または2行空ける癖をつけます。

行が詰まっているノートと行が開いてる
ノートを見比べてみましょう。

書いているときの気持ちは詰まっている時の方が
良いかもしれません。

でも書き終わって振り返ると明らかに見やすいのは
行が空いている方

また行が多く空いていれば、
一つ一つの文章に隠された意味とメモすることができます。

例えば
数学だと計算過程があったときに、
行間に計算の意味など書けると、理解が深まります。
どんどん気になったことを書き込みましょう。

気づきそのものがあなたの「学び」になるのです!

効率よくするためにノート記入のルールをつくる

ノートをまとめる際に
自分の決めたルールに沿っていきましょう。

ルールとしては以下のこと

大切と思う事
疑問と思う事
人物
特定の国
もう一度復習しなければならないことなどなど

これらのことがでのルールで統一されていると
振り返ったときにわかりやすいでしょう。

ただし気をつけなければならないのは色を使いすぎないことです。

私だったら使って3色まで。

なぜかというと色を選ぶ、
色のペンを取ることに手間がかかりすぎてしまうから。
どの色だったかと考えるのも非効率。

特徴は教科によっても変わりますので
自分が手間にならない程度でルールを整理します。

効率の良いノートは間違いは消さない

なるべく間違いも消さなくていいのです。

間違えることによってわかるのは自分が何に引っかかるのか

勉強を進めていく上でもこれは貴重な情報になります。

振り返ったときに、ここは何度も間違えていたんだと思い返しますね。

全て消さないと言うわけではありません。

でも少しのことであれば取り消し線を引いて、
空いているところに書き直す方がいいです。

時間の節約にもな ります。

私は海外の学生のノートを見ましたが、彼らは全てボールペンで書いています。
消しゴムをまったく使わないのですね。

効率の良いノートは半分に折る

数学であればノートを半分に折るのをおすすめします。

人間の視点にとってB5の幅と言うのは少々広め。

B5の半分位のスペースで計算が進んでいくのがちょうどいいのです。

またこのスペースは手首の移動においても 使いやすい。

肘を動かさず、手首の動きだけで
書き進めることができるのです。

効率の良いノートを取る方法のまとめ

このようにノートを
効率よくまとめるための
7つのポイントを解説しました。

1 コーネルメソッド
2 ケチらない
3 余白を多めにとる
4 行を多く開ける
5 記入のルールを決める
6 間違いは消さない
7 半分に折る

終わった後もノートを見返すことによって
自分の思考を 効率よく整理していきましょう。

おまけ

ノートにまとめる力って
将来は手帳にまとめることに
つながると思うのです。

IT化が進んでいる昨今ですが、
手帳は手書き式を続けています。

それでも「チームの業務共有」とか
少しづつ変わってきているのを肌で感じます。

それでも手間がかかるかもしれないけれど
手を動かしながら
ノートを学生時代は書いていく経験は
プラスになるのかなって思っています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次