中学になって最初の英語はまず「単語を覚える」のが大変ですよね。
英語の勉強が始まると最初の難関は「単語をどうやって覚えるか」です。
子どもからすればこれまで日本語ばかりの生活をしていた中で「英語を覚えましょう・理解しましょう」と言われても実際覚える・定着させるのは大変なことです。
できれば「英単語を効率的に覚えたい」ものですよね。
大学そして社会人になっても「英単語を暗記する」という活動は続けていきます。特に社会人になると実践的な場面で使うことも要求されます。(勉強はずっと続い行くのですね)
英単語を覚えようと我流で一生懸命に覚えるよりも「効率的に暗記」して、学習に活かした方が子どもにとってはプラスです。
覚えても忘れてしまうような覚え方を6年間繰り返すよりも、忘れない暗記法を身につけて学習するメリットはどれだけあるのか想像してみてください。
このように言う私も、かつてはただ単語をノートに書き出して日本語を思い出すことを繰り返して覚えていました。
ぜんぜん覚えられなかったのは言うまでもありません。
それがこの記事でいうステップを実践したおかげてTOEIC900まで取れるようになりました。覚えた英単語も記憶に残るようになりました。
ステップは少し手間がかかりますが効率的に覚えられます。
英単語を覚える最初のステップは次の3つです。
- ステップ0 フォニックスで発音を覚える
- ステップ1 英→日 日→英 を覚える(インプット)
- ステップ2 覚えたい英単語の入った例文を音読する(アウトプット)
- ステップ3 覚えたい複数の英単語の入った長文を音読する
ではこの英単語を覚えるステップをそれぞれ解説します。
英単語を覚えるステップ0 最初はフォニックスで発音を覚える
英単語を覚えるにしてもまずは発音がわからないと先には進めません。
ローマ字に当てはめつつ、カタカナに置き換えても英語力のアップにはならないでしょう。
まずは英語のスペルと音声の決まり(コツ)を覚えましょう。
そのための”覚え方”が「フォニックス」です。
フォニックスとは英語のつづりと発音の基本的なルールです。
フォニックスの発音例
例えばPhを「フ」と発音をするなど英語には発音の決まりがあります。
そのような発音ルールをまずは覚えてしまう(そして暗記!)のが0ステップ。
フォニックスとはよくできていてカタカナ発音と英語的発音の橋渡しをすることができる音声ルールです。
効率的にフォニックスを覚えて単語を見て、正しい発音ができることを第0目標とします。
最初は何度も発音復習をして定着させましょう。
最新版 書いて覚える楽しいフォニックス
フォニックスの音声ルールはこの本が一番わかりやすいです。小学生でも利用するくらいわかりやすさとすべての音がわかる網羅性が魅力の1冊。
英単語を覚えるステップ1 英→日 日→英 を覚える(インプット)
英単語を覚えるステップ1はまずは脳に意味を記憶すること。
理解するよりもまずはインプットを。
そしてインプットするにしても次の順番を意識すると効果的です。
1 英語を見て(または聞いて)日本語で言う
2 日本語を見て(または聞いて)英語で言う
単語ノートの活用のコツ
学習の最初の方は単語ノートに何回も書いてもいいでしょう。
ただ英単語の量が増えてくると「ノートに書く」だけでは効率が悪すぎます。
「見る」→「言う」のパターンOKですよ。
重要なのはステップ1では「どれだけ回数がこなせるか」です。
中学1年だとUNITで7・8単語が新出するから書いていて面倒くさいと思うなら「見る」→「言う」にしていいでしょう。
ここでは単語帳に左に英単語を書き、右に日本語を書くと言うシンプルなもので十分です。
とにかくインプットを何度もおこない暗記しましょう。
単語のイメージを大切に
単語を見た時にそのイメージを浮かべながら、対応する日本語を言えれば覚えたと言えます。
ただそう言ってもわすれてしまうので、何度も反復してやることが超重要。
1日の中でも短時間でいいので、覚える機会を分散させながら記憶させると効果がさらに上がります。
英単語を覚えるステップ2 覚えたい英単語の入った例文を音読(アウトプット)
ステップ2は勉強する英単語を含んだ例文を音読します。
教科書でいうと例文やその単語が入っている箇所でいいでしょう。
(教科書の文章だと定期テストも兼ねて効率がいいですね)
なぜ音読がいいのか?
人間誰しも「意味のない文章」を読むと言うのは嫌なものです。
英文であれどのような意味なのかわかっていないと、そこはつっかえてしまうもの。
つっかえることが示すのは意味がわかっていないことの表れでしょう。
短い例文ですが、それをスムーズに読めるには単語の意味の理解と文法的な理解を頭に入れることが必要です。
ステップ1のような単語レベルでは覚えていた単語も例文になると言えなくなると言うのは脳記憶から取り出すのに時間がかかっているから。
安心してください。
このアウトプットの瞬発力は、繰り返せば自然と身につきます。
音読スピードをゆっくりとやりながら慣れていくことが重要ですね。
ノートだけでは単調になると思う人はタブレット学習を使ってもいいでしょう。
タブレット学習も利用してみる
覚える仕組みがプログラミングされてるのでその仕組みに従って覚えればステップ1は想像以上にスムーズに進みます。
タブレット学習は単語と意味が即時に反応します。
AIのプログラムにより「定着しなければ」という必要性に迫られるのです。
【中学生】おすすめのタブレット学習は? 特徴を比較してみたら
英単語を覚えるステップ3 覚えたい英単語の入った長文を音読する
ステップ3は覚えたい複数の英単語の入った例文や長文を音読することです。
初めは短い例文や会話でもいいでしょう。
慣れてきたら教科書の文章そのものと思っていいです。
音読の経験が少ない人にはちょっと大変かもしれません。
でも長文をつっかえないでそこそこの速さで読めると言うことは、相当な実力がついている証拠です。
英単語の意味が定着してきていると言えます。
できれば外国人と会話しているような気持ちで読むとイメージと繋がるでしょう。
さらにこれを教科したいのなら教科書についているネイティブの音読教材を使ってオーバーラッピングとシャドウイングをするのがオススメ。
英単語を覚えるための留意点
僕らが「英語を覚える」理由
以上の3ステップを行うことができれば、英単語を覚え、忘れることはありません。
2・3のアウトプットというプロセスがあるため記憶を自分のものとして整理し、定着させることができるのです。
ただこれだけの学習プランをどのようにマネージメントするのか心配になります。(学習マネジメント)
一つ一つは大した時間はかかりませんが自分で学ぶとなると少し大変です。
自分もモチベーションがあったから覚えられましたが、なんとなくの義務感でやるとあまり覚えることはできないかもしれません。
勉強をはじめる前に何を目標に英単語を覚えるのか考えてみましょう。
英語を使って海外にでたい?
希望する大学に行きたい?
TOEICでいいスコアをとる?
何を目指すにしても英語力は不可欠な時代です。
きっと英語を学ぶ理由を見つけることができますよ。
学習をマネージメントする/パフォーマンスを最大にする計画を
もう一点の懸念は学習をどのようにマネジメントするかです。
親が音読を聞いてくれるならいいですが、全ての家でそれは難しいでしょう。
そこでおすすめするのが「オンライン家庭教師」です。
家庭教師ってわからないところを教えてくれる人ではないの?と思う方もいるでしょう。
もちろんそういう面もありますが、一方で学習計画を立てることもできます。
結局のところ勉強するのは本人です。その主人公がどれだけ活動(リスニング・スピーキング・目標設定・評価)をするのコーチの役割。学習もやみくもにがんばるという時代からロジカルにトレーニングするのが効率的ですね。
このような使い方なら短時間の利用で費用もぐっと抑えることができます。
\オンライン家庭教師をまとめました。コーチング機能も活用できます/
まとめ
英単語を確実に覚えるためには次のステップです。
- ステップ0 フォニックスで発音を覚える
- ステップ1 英→日 日→英 を覚える(インプット)
- ステップ2 覚えたい英単語の入った例文を音読する(アウトプット)
- ステップ3 覚えたい複数の英単語の入った長文を音読する
英単語をただ闇雲に覚えても効果が出ないと、勉強は続きません。
今ここ中1で英単語を覚えるノウハウが身につけば社会人になってもずっと使うことができます。
またタブレット学習や家庭教師など学びをさらに能率的に行うサービスも多くあるので上手に活用するのがポイント。
お子さんが英単語を覚えるためにも保護者としていいサポートをしていきましょう。
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