定期テストで勉強ができたかどうかの分岐点として「5教科で400点」に行けるかどうかです。
毎回のテストで「5教科で400点」を超えると評定「5」を取ることができ、こちらの数が内申点に大きく影響します。
もし「5教科で400点」を超えることができないと、評定は「3」となり、希望して行きたいと思う学校が絞られてしまいます。この「3」と「4」の差はとても大きな差です。
この記事では、お子様に「5教科400点」を目標に定期テストを目指したい保護者様にその勉強をするための5ポイントを紹介します。
子どもが勉強をしたいと気持ちが向かえば成績は確実に上がります
「5教科400点」を目指すための5ポイント!はこれ
- 事前準備をする
- 授業をよく聞く
- 問題集を繰り返す
- わからないをなくす
- ミスをなくす
では5つのポイントの理由と気をつけることを解説します。
定期テストと実力テストの違い
まず中学校のテストの定期テストと実力テストの違いを確認します。
定期テストは「約2ヶ月から3ヶ月の学習範囲から出題されるテストです」
一方で実力テストとは「入学してからこれまで習った学習範囲全てから出題されるテスト」です。
実力テストはこれだけ広い範囲から出されるので、事前のテスト勉強も相当する必要があります。
また学校の先生よりも地域の業者が作成するものもあり、この先生はたしかクセがあったよな…という考えが通用しません。
それに比べ定期テストは出題される範囲が限定されており、「しっかりとした準備」をすれば点数を上げやすいという特徴があります。
また授業をした先生が問題を作成するので、授業で先生が何を強調していたかと聞いていれば対策が取りやすいです。
定期テストは範囲がはっきりしていて、対策可能
事前準備をする
点数の設定
「5教科400点」を目指すためには事前の準備が必要となります。
通常であれば平均80点で大丈夫という目安が立ちそうです。
しかし実際の問題として、得意教科や苦手教科があってそのバランスを考慮しないといけません。
例えば数学が苦手という子どもには英85 数70 国85 社85 理85というような目標設定が必要でしょう。
英国社理85点というとミスは許されないという目標の設定となりますので対策はさらにシビアになります。
事前学習ので準備の仕方も変わってきますね。
苦手教科の対策としては、例えば数70という目標設定では、わからないところをなくすということが最優先です。
各教科の目標点数を設定しましょう
勉強時間を計画する
勉強時間もある程度まとまった時間が必要となります。
中学校ではテスト前1週間になると勉強休暇として部活が休みになることがあるでしょう。
もちろんこの期間に普段の遅れを取り戻すような事は可能ですが、 自分の狙いたい目標がある場合普段からの学習時間の積み上げが大切です。
なぜなら短期間、 集中した勉強は記憶に残る確率が高くありません。
繰り返し「 覚える」「 思い出す」 と言うサイクルで繰り返した内容に関しては高い学習定着率があります。
数学での計算問題も同様です。 やり方がわかっていても何回か繰り返していかないと計算ミスがどうしても起こります。
勉強時間を設定する際には次のことに気をつけましょう。
- 勉強開始する時間
- 就寝する時間
- 勉強する教科
これらの要素を平日週末と大まかでいいので設定できると良い学習計画になるでしょう。
オススメはこれらの計画の中に英語の音読を入れ込むことです。
英文音読は地味でめんどくさい勉強の1つ。
しかし問題集をやってるだけでは解けない英文感覚を身に付けることができます。
英語で少し角度が 変わった問題が出題されますよね。 そのような問題には正しい知識の上に外国人ならこう考えるかなと言うような英語の感覚が必要でしょう。 そのためにも英語音読を入れるのはプラス。
関連記事:英語が苦手!と思うなら、英文音読を取り入れましょう。
ポイントは頑張るからといって睡眠時間を必要以上に削らないことです。
寝不足の状態での学習は脳になかなかはいらないからです。
1週間の勉強計画を立てましょう
授業をよく聞く
「5教科400点」を目指すためには、授業で先生の言うことをよく聞くようにします。
定期テストは学校の先生が作成をします。
生徒たちにとって重要で、その先の受験勉強も含めて覚えて欲しいと思うことは先生も気合を入れて教えます。
先生たちの考えとして、 その先の受験に合格してほしい、 そこから逆算された問題が出題されるのです。
「授業をよく聞く」と言うのは内容をしっかりと覚えるだけでなく、先生がどのようなことを伝えようとしていたのかを観察する意味もあるでしょう。
優れた先生であれば大切な事は繰り返し言っています。
そのようなところからも出題される事は予想できるでしょう。
余談ですが内申点には授業態度も反映されます。
ポイントを取ると言うわけではありませんが、授業へのひたむきさはアピールポイントになります。
期限内の提出物の提出やレポートの作成など計画的に進め 望ましい授業態度を見せたいものです。
「5教科400点」を目指すためには、授業で先生の言うことをよく聞くようにします。
問題集を繰り返す
「5教科400点」を目指すためには問題集を繰り返します。
繰り返す頻度は子どもにもよりますが、4回5回「周回」することができれば、「5教科400点」を現実的に狙えます。
定期テストなので特別に難しいものよりも簡単で基礎的なもので十分です。
おすすめは文理から出ている「教科書ワーク」です。
問題集をやるとしてもわからないところがあったときはどうするか?
そこは躊躇せずに解答をみて「正しい解き方」を覚えます。
そして「正しい解き方」を実践していくために4回5回と繰り返し覚えることができるのです。
また問題集を繰り返すにしても、4回目や5回目は時間を測りながら行います。
なぜなら時間的なプレッシャーがあると、ミスが出やすくなります。つまり定期テスト本番前にも時間的なプレッシャーがある状態でも実力が出し切れるようトレーニングすることが必要なのです。
こちらの記事では問題集を「周回」させるということの意味と学習効果を解説しました。
「5教科400点」を目指すためには問題集を繰り返します。
わからないをなくす
「5教科400点」を目指すには「わからないところをなくす」ように勉強します。
「わからないところがない」と言うのは教科書を読んで、書かれていることがほぼ説明できるレベル。
学習内容の中に「わからない」があるというのでは、良くて70点台の点数止まりになります。
80点を超えていくには、まず出題範囲のほとんどのことがわかっているということが前提になります。
友達からわからないと聞かれても自分の力で解説できること。
そのために教科書をスムーズに音読できることが必要です。
「音読でつっかえる」と言うのは脳内に意味が定着していないという要因があります。
その場合は用語の理解や解説をもう一度確認する必要があるでしょう。
また「わからないがない」とは上記の問題集をやる場合にも「なぜそうなの?」と言うような意識を持ちながら勉強を続けることが大切です。
問題集を解いていてわからないと言うところがあるようであれば、重点的に取り組み自分の課題を克服するようにしましょう。
ミスをなくす
「5教科400点」を目指すには「ミスをなくす」ようにします。
ミスというものは本来わかっていて解ける問題だったけれど、
勘違いや焦りで正しい答えにならなかったことです。
ミスというのは勿体無いです。
もともとは点数を稼げる問題でもあるにもかかわらずそこを落としてしまうのだから。
ミスをなくすには何点かポイントがありますが、次のことを意識するだけで減らすことができます。
何を聞かれているか?
数学なら、大まかな見立てを立てる。
ミスの起きやすいポイント(大文字・小文字・スペリングなど)をまとめておく
これらポイントを押さえた学習を毎日積み重ねることが必要です。
こちらの記事には数学でのミスがなぜ起きるのかを考察しました
わからないところをそのままにしていないかですか?
上に挙げたような5つの勉強のポイントを押さえても400点超えられないなら、過去の学習に課題があり、それをそのまま残しておいていると考えられます。
中学校の教科は既存の知識の上に新たな考え方や知識を増やして行きます。
わからないところをそのままにしておくと、上の学習に行っても、つまづいたままになってしまいます。
結果として400点どころか350点300点あたりで止まってしまうこともあります。
とはいっても、膨大な学習範囲の中から自分の苦手がどこにあって、
どのように復習をしていけばいいのかできるでしょうか?
それは難しいことです。
そのような場合にはインターネット学習を活用するのがおすすめです。
インターネット学習にはさまざまなものがありますが、
どれもAI機能を使い「弱点分析」を行い重点的にやれる勉強計画を立ててくれます。
もし上のポイントを意識したにもかかわらず、400点を超えられなかったなら弱点を抱えている可能性があるのでインターネット学習を取り入れるのもお勧めします。
インターネット学習は短時間で終えることのできする学習デザインとなっているため毎日の勉強の合間に取り入れることも可能です。
こちらの記事ではインターネット学習サービスの各社特徴を比較しました
中学生が5教科400点を取るための5ポイント : まとめ
中学生が5教科400点を取るためには
- 事前準備をする
- 授業をよく聞く
- 問題集を繰り返す
- わからないをなくす
- ミスをなくす
これらのことを意識した取り組みが大切になります。
定期テストは実力テストよりも対策が立てやすくコツコツ積み重ねれば400点を超えるのは誰でも可能です。
中学時代に頑張ったという体験は今後の人生でも糧になります。
保護者としてもサポートをしながら、お子様の実力を伸ばしていきましょう。
「自分の苦手分野があるけれど…対策を取りたい」という方はオンライン学習がおすすめです。
AIを用いて、あなたの苦手箇所を見つけて対策をとることができます。
こちらの記事ではそのようなオンライン学習のサービスをまとめました。